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[週刊BCN 2009年01月12日付 Vol.1267 掲載]
野村総合研究所(NRI) 会長兼社長 藤沼彰久
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野村総合研究所(NRI)を“直下型地震”が襲った。今回の世界経済の異変は証券業界から一気に表面化したが、この分野のITシステムを最も得意としているのがNRIである。今期(2009年3月期)は期初予想より証券分野の売上高が180億円ほど少なくなる厳しい状況だが、藤沼彰久会長兼社長は「“免震構造”は機能している」と、冷静に受けとめる。“金融一本足打法”からの脱却を掲げ、改革を推し進めてきた自信があるからだ。これまで巡航速度を大きく上回るスピードで成長してきた同社にとって、IT需要の落ち込みが懸念される2009年こそ改革の成果を前面に押し出す絶好のチャンス。中長期のビジョンをもってビジネスを大いに前進させる。
安藤章司●取材/文 馬場磨貴●写真
- 馬場磨貴
プロフィール
“免震構造”がきちんと機能 金融一本足打法からの脱却
──証券業界に端を発した経済異変の影響が世界中に広まっています。御社は“震源地”に最も近いSIerであり、避ける暇もなく襲われた印象を受けます。藤沼 言われるほど深刻なものではないですよ。これまで築いてきた“免震構造”はちゃんと機能しています。ただ、100%免れているわけではなく、たとえば今年度(2009年3月期)通期での証券業向けの売り上げは、期初予想より180億円ほど下回る見通しです。一方、銀行業や産業向けはほぼ計画通りですし、保険業は計画値を上回る見込みと、すべてがおかしくなっているわけではありません。...
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