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[週刊BCN 2009年06月29日付 Vol.1290 掲載]
アスーステックコンピュータ CEO 沈振来
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ネットブックで世界的なヒットを飛ばした台湾アスーステックコンピュータ。ノートパソコンメーカーとしての認知度の高まりを足がかりに、悲願だった自社ブランドでの世界戦略を一気に加速させる。経済危機の混乱期のなか“危機は転機”と位置づけ、攻めの経営を推進。同社に大きなビジネスチャンスをもたらしたネットブック開発の陣頭指揮をとった台湾本社・沈振来CEOに話を聞いた。
安藤章司●取材/文 李復盛●写真
- 李復盛
プロフィール
(ジェリー シェン)1960年10月、台湾生まれ。台湾大学で電機工学専攻。87年、同大修士修了。コンピュータメーカーなどを経て94年、台湾アスーステックコンピュータに入社。パソコン用マザーボード市場の成長が鈍るなか、アスース製マザーボードのシェア拡大に貢献。04年にはグラフィックカード製品群の売上高を2倍に増やす。06年末からネットブックの開発を指揮。現在のネットブックの大ヒットをリードしてきた。
イノベーションが大切
──ネットブックで世界的なヒットを飛ばしました。日本でも“5万円パソコン”として定着しています。開発では陣頭指揮をとられたそうですが…。沈 われわれ電機業界の構造的な問題なのですが、電子機器や半導体は断続的に価格が下がりますし、部材が余ると在庫調整圧力で収益が圧迫される。だったら最新の高価なスペックばかりを求めないで、手頃な価格でユーザーニーズを満たす製品をつくったらいいじゃないかと考えたわけです。2006年末から設計に着手し、翌年にはインターネット接続用の端末として十分な機能を備えたネットブック「Eee PC」の投入にこぎ着けました。...
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