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2016/07/07 09:07

KeyPerson

[週刊BCN 2016年07月04日付 Vol.1635 掲載]

ベリタステクノロジーズ 代表執行役員社長 西村隆行(1/3)
分社・独立で小回りよくチャレンジする会社へ

 シマンテックによる分社化の発表に伴って、情報管理に特化した会社として誕生したベリタステクノロジーズ。製品領域が狭くなったことで小回りがよくなり、製品開発やサービス創造などのサイクルが早まって成長基盤が整いつつある。オフィス内では社員によるコミュニケーションが活発となり、チャレンジ精神旺盛な環境が整ってきた。販売パートナーへの支援の強化も続けている。分社・独立後の初代トップとして就任した西村隆行社長は、「バックアップを含めて、情報管理はまだまだ浸透する余地がある」と断言する。同社の成長戦略と市場拡大に対する見解を聞いた。

  • 取材/佐相彰彦  写真/大星直輝

プロフィール

西村隆行(にしむら たかゆき)
 1960年生まれの56歳。福岡県出身。EMCジャパンで流通業界向けの情報管理ソフトウェアやストレージ機器の直販営業などを担当。SAPジャパンではプロセス&ディスクリートのバイスプレジデントとして大規模製造業向けERPシステムの戦略立案や営業統括などに従事。09年12月にシマンテックの副社長に就任。14年10月、シマンテックがセキュリティと情報管理に特化した2社に分社化することを発表。それに伴ってベリタステクノロジーズが営業を開始した15年10月、代表執行役員社長に就任。

風通しのいい環境で2倍の売上規模へ

──社長就任から約9か月が経過しました。グローバルでは、昨年11月に新しいパートナー戦略を発表し、既存販社の支援強化策や新規販社の開拓策を打ち出しました。このような流れを経て今、日本法人は西村社長の描く方向性に進んでいますか。

 方向性は二つあって、一つは当社を社員満足度の高い会社にすること。(シマンテックから分社・独立したこともあって)社員の意識を高めることが重要だと認識しています。社員が満足するには、いろいろなことにチャレンジできたり、当社にいれば多くのことを学べたり、仕事が楽しいと思えたりと、さまざまな環境を整えて、達成したときには見合った評価をする。これがモチベーションを高めることにつながります。

 もう一つは、もちろん数字です。昨年4月から独立して運営するための準備を進めて、昨年10月に日本法人として営業を開始、それから9か月程度が経過したわけですが、売り上げをみると今年3月時点で前年比8%増と成長を果たした。ですので、今は4年間で2倍の売上規模まで増やすことを目標にしています。グローバルでベリタステクノロジーズは、米国とAMEA、そしてAPJと3地域に分かれていて、ちなみに3地域のなかで一番伸長したのはAPJでした。APJで最も伸びたのは韓国ですが、日本は2番でした。

──堅調に成長していることを踏まえると、今年はAPJでトップの伸び率が期待されているかと。

 実は、韓国は日本と比べて金額が小さいので最も伸長したのだと捉えています。お客さんの数や市場規模を踏まえると、日本のほうが圧倒的にポテンシャルが高い。本社からも、日本法人が最も期待されていると自負しています。

──先ほど社員の意識について話されましたが、分社・独立して少なからず文化が変わったわけですから、モチベーションは変化しているのでしょう?

 営業開始当初は、シマンテックとの兼ね合いもあり、間接部門のバックオフィス系と営業などフロントオフィス系のフロアが違ったのですが、今は一緒です。風通しがよくなり、社内のコミュニケーションが向上したと実感しています。モチベーションという点では、四半期に一回、イベントやパーティを開催することにしたのですが、営業でユニークな案件を獲得したり、間接部門で業務効率化につながる取り組みをした社員には、その場で語ってもらうようにしています。また、(業績などが)不調な社員に対して、ほかの社員がアドバイスしたり、ときにはフォローしたりという雰囲気も出てきています。仲間意識が高まって、至るところで社員がコミュニケーションを図っている。安心しています。

──会社の雰囲気をよくするために、組織再編などは?

 営業や開発、間接部門の連携を強化するために横串の組織を新設するケースもあるかとは思いますが、当社では、そのような組織をつくってはいません。「困った社員がいたら、とにかく助ける」という雰囲気は社員がつくったものです。また、独立して規模が小さくなりましたので(笑)、社員みんなが範囲を決めることなく業務を行った結果、積極的にコミュニケーションを図って風通しのいい会社になったのだと実感しています。

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