[週刊BCN 2010年02月01日付 Vol.1319 掲載]

萎むサーバー市場活路はあるのか?
PCサーバー販売の苦戦が続いている。景気後退による企業の投資抑制や価格下落などで市場は低迷。従来型のハードウェアとしての販売は今後も厳しさが増す見込みだ。縮小する市場に対し、メーカー、販社も手をこまねいているわけではない。クラウドコンピューティングの本格普及を見越したデータセンター(DC)需要やソリューションとの組み合わせなど、さまざまな知恵を絞って販売強化に乗り出している。果たしてサーバー市場は再び活性化するのか。ITベンダー各社の取り組みを追った。
●週刊BCN 2010年2月1日付 Vol.1319 【Opinion】特集より
落ち込む市場、5年前の水準に後退か
情報システムのオープン化需要を背景として花開いたPCサーバー。だが、サーバー市場に詳しいノークリサーチの調査によると、国内の出荷台数は2007年度の55万台をピークに減少。リーマン・ショックを端緒とした世界的な景気低迷で08年度の市場はマイナス成長を記録した。09年度も不況の影響を受け、そのマイナス幅をさらに広げる可能性が高い。ノークリサーチの伊嶋謙二社長は、「(年間出荷台数は)当初予想より悪化するとみており、45万台を切る可能性がある」と厳しい予測を示す。サーバー市場は価格下落が激しいが、ここにきて金額面では高機能型モデルなどへのシフトで平均単価は下げ止まり傾向にある。しかし、出荷台数が45万台を切るような結果に終われば、5年前(04年度)のマーケット水準にまで市場が縮小することになり、ビジネスはますます厳しくなる。
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