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2008/09/22 11:00

[週刊BCN 2008年09月22日付 Vol.1252 掲載]

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日立製作所 「JP1」、解説書も高評価 マニュアルコンテストで優秀賞獲得

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 日立製作所(古川一夫社長)が開発・販売する「JP1」。国産、外資系問わず競合がひしめき合う統合運用管理ツール市場で国内シェアトップを誇る。このソフトが一風変わったコンテストでも評価・表彰された。8月下旬、製品マニュアルを審査・表彰する制度「日本マニュアルコンテスト 2008」で「部門優秀賞」に選出されたのだ。ソフトの優劣を見定める場合、機能や操作性といったソフト本来の技術力に焦点が当たりがちだが、トップシェア獲得の裏には、地味なものの、分かりにくさや複雑さを解消するためのマニュアル品質の高さがあった。

 「JP1」のマニュアルは、ソフトウェア事業部のほか、マニュアル制作などの日立テクニカルコミュニケーションズが協業して制作する。「技術を熟知するエンジニアと、書籍や冊子の編集力に長けた担当者が組み合わさることで、品質の高いマニュアルが制作できている」(友成文隆・販売推進部部長付)。編集・制作業務もグループ会社内で進めることで、短期間で使い勝手のよいマニュアルを制作できるのが強みとなっている。

 制作では「分かりやすさを重視して、説明する部分を基本的な分野に絞って解説している」と、日立の西部憲和・ソフトウェア事業部JP1マーケティング部主任技師は説明する。イラストや空白も多用し、ユーザーに嫌気を起こさせないのがポイントという。

 友成部長付は、「外資系企業のツールでは、英文や有料のマニュアル本しかないケースがあり、ユーザーにとっては不便なはず。マニュアルの充実性や品質の高さもシェア拡大に貢献している」と強調。また、ユーザーだけでなく、「販売会社にとっても基本的な問い合わせ件数が減るなどメリットを感じてもらえる」と副次的効果もアピールする。

 「JP1」のマニュアルは現在3種類。「日本マニュアルコンテスト 2008」の「部門優秀賞」を獲得した「0からはじめるJP1ソフトウェア 利用統制キットかんたん操作マニュアル」ほか、特定の機能に絞った2つの解説書を揃える。

日本マニュアルコンテストとは

 個人、法人向け製品問わずマニュアルの品質を「見やすさ」や「分かりやすさ」で審査し表彰する制度。テクニカルコミュニケーター協会が主催する。個人向けや業務ユーザー向け部門、電子マニュアル部門などいくつかのカテゴリに分け審査する。日立は、このうちの業務ユーザー向け製品を対象とした「操作マニュアル第2部門」の「部門優秀賞」を初受賞した。全カテゴリのうちで、もっとも高い評価「マニュアルオブザイヤー2008」を受賞したのは、日本ビクターの液晶テレビ「EXE」の「お助けガイド」。
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