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2010/10/14 09:27

[週刊BCN 2010年10月11日付 Vol.1353 掲載]

ニュース

ブルースター フリーミアムでソフト流通を席巻 PCチューニングで店頭上位狙う

 ソフトウェアパブリッシャーのブルースター(坂本光正社長)は、国内外の既存ソフトをフリーミアム(基本サービスを無料にして多くのユーザーを集める)方式で、幅広い層へ浸透させる販売戦略を本格的に開始した。第一弾として、米PC Pitstop社(ロブ・チャン社長)が開発して年間200万ライセンスの販売実績があるPCチューニングスイート「PC Matic 2011」をフリーミアム方式で国内市場に参入。PC Maticについては、家電量販店市場のセキュリティ分野で、「トレンドマイクロなど上位陣を脅かす存在になる」(坂本社長)ほどの強力な販売戦略を打ち出している。他の業務ソフトの提供も検討中で、ソフト流通で新風を巻き起こそうとしている。

坂本光正社長
 ブルースターは、今年2月、米PC Pitstop社との間で日本総代理店契約を結び、SaaS形式で提供する「PC Matic 2011」の日本語版のマーケティングを開始した。PC Maticは、クライアントサーバー(C/S)型のクラウドアプリケーションで、数々の自己診断機能やチューニング機能のすべてをサーバー側の機能で提供する。機能として、ドライバの自動更新やディスクのクリーンナップ(ジャンクファイルの削除など)、ネットワーク設定の最適化、レジストリの最適化などを備えている。

 PC Matic 2011の販売は、無料の基本サービスで新規顧客を集め、付加価値を付けた有料版へ切り替えることを勧めるフリーミアム方式を採用する。現在は、インターネット上で無料版を提供し、ユーザーの囲い込みを始めている段階だが、すでに有料版の購入者が月間約300ライセンスになっている。

 坂本社長は「交通広告やメディア、デジタルサイネージなどで、マスの認知戦略を行うことも検討している」という。また、グリーンハウスと協業して、USBメモリの付加価値としてPC Maticを同梱したり、店頭パッケージ展開も検討中だ。

 ネット上で無料ダウンロードしたユーザーが、新たな付加価値を求め、店頭で有料版を購入するという商流を構想している。「単に、パッケージを店頭に置き、店内POPなどで宣伝する従来型のやり方を覆す」と、かつてパソコン仕入れ業務に従事し、店頭の流通事情に詳しい坂本社長ならではの展開が注目される。PC Maticは、来年の早い段階で有料版を月間/1万ライセンスにすることを目指している。

 次の展開としては、法人ユーザーが使う“本丸”の業務系ソフトに照準を合わせている。業務系ソフトについても従来型の販売方法・流通をフリーミアム方式で改革し、幅広い層へソフトを浸透させることを狙っている。(谷畑良胤)

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