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2012/10/31 11:55

ニュース

SAPとサクセスファクターズ、グローバル人材の育成支援と「ミレニアル世代」向けサービスを発表

 SAPジャパン(安斎富太郎社長)は、10月30日、SAPとサクセスファクターズジャパンの協業・販売戦略について、報道関係者向けの説明会を開催した。

 SAPのソリューション戦略は、モバイル、アプリケーション、アナリティクス、クラウド、データベース&テクノロジーの5本柱から成っている。SAPの傘下に入った米サクセスファクターズは、世界で多くの支持を得ているタレントマネジメントシステムを開発するITベンダーで、クラウドとアプリケーションの戦略上、重要な役割を担っている。

 日本の企業は、国内外から役員や幹部を登用したり、職務評価システムを世界標準にしたりすることで、グローバル人材の育成を目指している。SAPは、サクセスファクターズを買収したことで、こうした企業のグローバル人材育成を支援する。SAPジャパンの松村浩史ジャパンソリューション統括本部エンタープライズマネジメント本部本部長は、「世界各地に適したモノ、サービスを現地で生産し、販売するビジネスモデルに移行するにあたって、グローバル人材をどのように育成するか。SAPとサクセスファクターズが大きな役割を果たす」と説明した。

SAPジャパンの松村浩史本部長

 サクセスファクターズは2001年の創業で、3500社、1500万ユーザーを抱える。「ウォルマートでは、210万人の全従業員向けに活用している」(サクセスファクターズジャパンの佐々木聖治社長)という。2009年に日本市場に参入し、ユーザー企業は外資系企業140社、日本企業は伊藤忠商事や楽天、リコー、NEC、リクルートなど60社に達する。

 2013年以降に、英語圏10か国ですでに提供している「Success Factors BizX Suite v12 Employee Central」を国内でも提供する予定だ。佐々木社長は、「社員の基本的な人事データだけでなく、各種ワークフローを実装して人事プロセスを自動化するとともに、給与の機能を盛り込んで提供する。自由に人事システムと連携できるようになる」とアピールした。

サクセスファクターズジャパンの佐々木聖治社長

 サクセスファクターズのカーリー・ウィリヤード教育担当取締役は、欧米や日本で1977年から1996年にかけて生まれた「ミレニアル(Millenials)世代」の重要性を説明した。ミレニアル世代が上司に希望することのトップ5は、キャリアアップの支援、率直なフィードバック、メンタリング・コーチング、しっかりとした教育プログラムへの参加、柔軟なスケジュールで働くこと――の五つ。ウィリヤード取締役は、「自分がどのようにキャリアアップするかということに非常に関心があることがわかっている」と語った。このほか、ミレニアル世代が望んでいる学習方法が、メンタリングとコーチングであることを紹介した。

サクセスファクターズのカーリー・ウィリヤード取締役

 ミレニアル世代を対象に実施したシスコシステムズの調査では、「3分の2は、面接の際にソーシャルメディアについてたずねる」「給与の額よりも、ソーシャルメディアへのアクセスやモバイルデバイスの柔軟な使用を優先する」「スマートフォンをなくすくらいなら、財布をなくすほうがましだ」など、興味深い事実が明らかになったという。

 サクセスファクターズでは、ミレニアル世代向けに、ソーシャルラーニングの「SuccessFactors Jam」「SuccessFactors Learning Management」「SuccessFactors iContent(Content as a Service)」などを提供。ウィリヤード取締役は、「例えば、学んだことや成果があったことをビデオにまとめて、従業員の間で共有できるようにする。研修プログラムとあわせて、YouTubeやFacebookのようなサービスを仕事で使ってもらう」とした。(信澤健太)

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