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2013/03/13 10:53

ニュース

Cloud Conference 2013、国産クラウドの有力3社が事業戦略を語る

  社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA、渡辺武経会長)のクラウド部会は、3月12日、東京・品川で「Cloud Conference 2013」を開催した。パネルディスカッションでは、国産クラウド事業者のNTTコミュニケーションズ、さくらインターネット、GMOクラウドのトップがビジネス戦略を語った。

 パネルディスカッションの司会は、クラウド市場に詳しいデロイトトーマツコンサルティングの八子知礼パートナー。八子パートナーは、「アマゾンをはじめ、先行して市場を開拓してきた大手外資に加え、ここにきて日本勢のIaaSベンダーも強さを発揮している。プレイヤーがひしめき、自社の特徴を明確にする『差異化の時代』が到来している」と語った。

 GMOクラウドの青山満代表取締役は、「IaaSは、市場の伸びがオンラインゲーム事業者に偏っていることもあって、まだ本格的な普及が始まっていない。ベンダーとして、ユーザー企業にとってもっと使いやすいサービスをつくらなければならない」と反省点を述べた。また、「当社は価格を徹底的に抑えるというメリットを前面に押し出している。また、クラウドサービスを呼び水に、その延長線にあるホスティングサービスも提案している」と差異化ポイントを説明した。

 さくらインターネットの田中邦裕代表取締役は、「クラウドサービスの売上げは毎月二ケタ成長だが、母数が少ないので、全体への貢献度はまだそれほど大きくない。一方、売上げ比率が高い専用サーバー事業は、案件が減っている」と課題を語った。そして、「開発リソースをクラウドに集中し、サービスの改善を目指すとともに、専用サーバーの対面営業を強化した。サービスごとに異なる戦略を採用して、バランスのよい売上げ構成を目指している」と打開策を述べた。

 NTTコミュニケーションズの中山幹公クラウドエバンジェリストは、「大手外資系に追随するために、社内で『アマゾン対抗プロジェクト』を立ち上げた。価格を下げ、アマゾンを約30%下回っている。クラウドを最重要マーケットと捉え、首都圏だけでなく、日本の地方と海外も有望市場だと考えて開拓している」と、国内外でのビジネスの拡大を語った。

 最後に3社は、大手外資を競合として意識しながらも、ホスティングなど、クラウド以外のサービスも展開している日本ベンダーの強みを強調。「国産ベンダーとしてどこで戦うべきか」を再度検討する重要性を確認した。(ゼンフ ミシャ)

左から:司会役を務めたデロイト トーマツ コンサルティングの八子知礼パートナー、GMOクラウドの青山満代表取締役、さくらインターネットの田中邦裕代表取締役、NTTコミュニケーションズの中山幹公クラウドエバンジェリスト

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