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2014/02/18 18:42

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サイボウズ、14年度は利益ゼロ予想、クラウド事業に投資

 サイボウズ(青野慶久社長)は、2月17日、2013年度(13年12月期)の決算説明会を開催した。青野社長が、引き続きクラウド事業に積極的に投資していくこと明らかにした。

 13年度の連結業績は、売上高が51億9700万円だった。前年度は決算期変更の影響で11か月決算だったので、単純計算はできないが、13年度は前年度比で約10億円の増収になった。

 一方、13年度の営業利益は2億8800万円で、利益率は前年度の11.9%から5.5%へと低下した。青野社長は、「第3四半期が終わった段階で営業利益は6億8700万円あったが、クラウド事業は成長の流れにあり、思い切ってクラウド関連サービスの開発や広告宣伝に投資した」と説明する。

 実際に、11年11月に提供を開始したサイボウズの独自開発クラウド基盤「cybozu.com」の有料契約社数は、毎月200~300社のペースで増え続け、今年2月時点で6000社を突破。13年度の「cybozu.com」の売上高は、全体の17.3%を占める8億9700万円まで拡大している。

 14年度は、「cybozu.com」の顧客数拡大に拍車をかけるために、クラウド関連サービスの開発費や広告宣伝への投資をさらに強化する。期初予想では、14年度の連結売上高を今年度比3.9%増の54億円、営業利益・経常利益・純利益はゼロとした。青野社長は、「予想売上高の54億円は最低限の数字。ここからどれだけ伸ばせるかという気持ちで進めていく。利益はゼロとしたが、Amazon Web ServicesやSalesforce.comは、利益を出さないまま規模を拡大している。これに対抗したい。財務的には十分に安定しているので、心配はしていない。すでにクラウドでも利益を出すことができる状態にある」と意欲を示した。

 14年の活動方針は、エコシステムの推進として、クラウドインテグレータ(CIer)との協業を進めるほか、大企業向けグループウェア「Garoon」のメジャーバージョンアップを図り、クラウドアプリ開発基盤「kintone」と組み合わせるなどして、大規模組織への提案を強化する。また、「cybozu.com」のインフラへの投資拡大や、社員教育の強化などで、信頼性の向上に努める。

 説明会には、「kintone」のパートナー企業を代表してウフルの園田崇社長が登場。ウフルは、Amazon Web ServicesやSalesforce.comなど、海外ベンダーのクラウド製品のインテグレーション事業を展開している。今回、初めて国産のクラウド基盤として「kintone」の取り扱いを開始した。園田社長は、協業の理由について、「海外のクラウドプラットフォームを組み合わせて導入することを提案しているが、お客様からは『日本のプラットフォーム上にアプリケーションを置いておきたい』という問い合わせは多い。『Kintone』は運用実績もあり、お客様に対して胸を張って提供できる国産で最初のプラットフォームだ」と話した。(真鍋武)

サイボウズの青野慶久社長(左)とウフルの園田崇社長

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