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2016/02/19 17:54

ニュース

週刊BCN、「BCN全国キャラバン2016 in 大阪」を開催

 週刊BCNは2月19日、「求む!ビジネスパートナー ~SIer、リセラーのためのITトレンドセミナー~」と題し、SIerとリセラー向けのセミナーを大阪市の梅田センタービルで開催。基調講演のほか、注目のベンダーが商材とパートナー戦略を紹介した。

 基調講演は、ダイワボウ情報システム(DIS) マーケティング部部長の土方祥吾氏が登壇。「ディストリビューターから見た“モバイルワーク”ビジネスの課題と戦略」をテーマに講演した。

基調講演で登壇したダイワボウ情報システム マーケティング部部長の土方祥吾氏

 土方氏はまず、スマートフォンと通信環境への取り組みを紹介。DISはスマートフォンの提供に加え、MVNOとして通信サービスも提供している。フィールドワーカーは全国に約3840万人とされるため、新たなマーケットとしてモバイル関連にはビジネスチャンスがあるという。また、クラウド時代のディストリビュータの役割について、「中抜きの危機感もあるが、対応していく必要がある」とし、DISの取り組みを紹介した。パートナー企業もクラウドに対して課題を抱えていて、「月額課金のクラウドサービスは、利益を出しにくいとか、請求処理が煩雑という声を全国のパートナーからいただいている」(土方氏)とのこと。そこでDISでは、クラウドを提供しやすくするためのインフラを用意していて、今後は料金を請求するサービスの提供も予定している。

 また、土方氏はモバイルとクラウドがワークスタイルに革新をもたらすとし、「仕事のあり方が変わる」「人とのかかわり方が変わる」「価値観が変わる」と三つの変化を挙げた。こうしたなかで土方氏は、「パートナー企業がビジネスをしやすい環境を提供していく。そのための情報発信を積極的にしていき、パートナー企業とともにIT市場を盛り上げていきたい」と語り、講演を締めくくった。
 セッション1では、SAPジャパン パートナー統括本部 パートナービジネス開発本部 本部長の亀田俊氏が登壇。「総デジタル時代を勝ち抜くヒントとは ~成長し続けるITビジネスを考える~」と題し、SAPジャパンのパートナー戦略を紹介した。亀田氏は冒頭で、「デジタル化、第四次産業革命はすでに始まっている」とし、タクシー業界やメディア業界、小売業などの例を取り上げ、大きな変革が産業界全体に起きていることを説明した。そうしたなかで、SAPの主力製品分野であるERPについて、「ERPとIoTの本質は同じ」とし、SAPの取り組みを紹介した。

 セッション2では、「次世代ファイアウォール/UTM「Clavister(クラビスター)」のご紹介 ~アプライアンス、仮想、IoT、組込型UTMビジネスを見据えて~」と題し、キヤノンITソリューションズ セキュリティソリューション事業部 セキュリティソリューション営業部の柳澤直樹氏が登壇。冒頭で柳澤氏は、「すべてが脅威の対象」とし、進化するセキュリティ脅威について語った。その対策にはUTM(Unified Threat Management)がキーワードになるとして、同社のUTM製品「Clavister(クラビスター)」を紹介した。

 セッション3では、「ブラザーのWeb会議システム 【OmniJoin(オムニジョイン)】で実現する企業の業務効率化」と題し、ブラザー販売 マーケティング推進部Webサービス企画グループ グループリーダーの加藤書彦氏が登壇。同社がウェブ会議システムの取り組み始めたのは、労働人口の減少と高齢化社会などによる人手不足があるという。「効率化が求められ、一人が会社を休むだけで業務がまわらないような状況にある」と加藤氏。デモンストレーションを交えながら、専用機材が不要で導入しやすい同社のウェブ会議システム「OmniJoin(オムニジョイン)」を紹介した。

 セッション4では、「“コスト削減対策”と“セキュリティ対策” 企業の2大命題を解決する新しい“印刷ソリューション”のご提案」と題し、スプライン・ネットワーク 営業部 課長の木内丈晴氏が登壇。同社は、2002年1月設立のドキュメントソリューションカンパニー。セッションでは、プリンタドライバの技術を生かして開発した、印刷トナーコスト削減ソフトウェア「TonerSaver(トナーセーバー)」と、印刷イメージログ監視システム「PrintInsight(プリントインサイト)」を紹介した。「コスト削減とセキュリティ対策において『印刷』に特化した製品は少なく、市場の優位性がある」(木内氏)とアピールした。

 セッション5では、「アクロニスの次世代クラウドバックアップ」と題し、アクロニス・ジャパン セールスエンジニア部セールスエンジニアマネージャの佐藤匡史氏が登壇。従来のバックアップニーズに加え、PCやサーバーがマルウェアに感染した場合に感染前のデータを復元するための対策としてもバックアップが注目されている。ファイルを使用不可にして“人質”とするランサムウェアの対策も、その一例である。また、クラウドの普及状況やクラウドバックアップの役割についても紹介。クラウドバックアップはさまざまな企業が提供しているが「データをコピーするだけで、クラウド環境に最適化されていない」と佐藤氏。その上で、クラウド環境に適したマルチテナント、スケーラビリティなど、次世代の技術を搭載したアクロニスのクラウドバックアップソリューション「Acronis Backup Cloud」について解説した。

 最後に主催者講演として、『週刊BCN』の編集長、畔上文昭が「勝ち抜くSIerの条件~キーワードで考えるSIの未来」と題し、FinTechやIoT、AI(人工知能)などの業界動向を紹介しながら、SIerが進むべき道について解説した。

 また、週刊BCNは「BCN全国キャラバン2016」シリーズを全国主要都市で今後も展開することを予定。2月26日は、愛媛県松山市で開催する。

大阪のSIerやリセラーが多数参加。最後まで熱心に聴いていた

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