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2016/03/23 15:23

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TCSI、富士通が社外持出し用シンクライアントに「PASERI for PC」を採用

 TCSI(田口善一社長)は3月23日、富士通(田中達也社長)が、重要情報も含む社外持出し用シンクライアントに、TCSIのデータ無価値化ソリューション「PASERI(パセリ)for PC」(PASERI)を採用したと発表した。

 富士通では、情報漏えいリスクへの対応として、端末側にはデータやアプリケーションが不要な仮想デスクトップ環境を整備し、標準端末として、従来型のPC(FATーPC)から、シンクライアントを中心に展開を予定している。しかし、シンクライアントはネットワーク接続が困難な場所では、まったく利用できないという課題があった。そこで、顧客へのサービス向上や社員の生産性の向上のために、シンクライアントでありながら一時的にファイルの持出しができ、さらに情報漏えい事故軽減を実現するソリューションを検討した結果、PASERIの採用を決定した。

 PASERIは、データをAONT秘密分散技術により無価値化したうえで2片に分割し、PC内部とUSBメモリやスマートフォンなどの外部記憶装置に分散保管する。2片が揃わないとデータは一切復号せず、1片からでは一部のデータを推測することもできない。分離した状態では、どちらにも原本が存在しないため情報とはみなされず、紛失時も届出が不要となる。また、シンクライアント化したPCの一部を開放して、PASERIを導入することで、ネットワークが接続できない環境でも、データの利用ができるとともに、情報漏えいを防ぐ環境を実現する。

 基本的に、USBメモリなどの外部記憶装置の接続と遮断(マウント/アンマウント)だけの操作で利用が可能。接続状態では、PASERIドライブと呼ばれる仮想ドライブが現れ、2片からデータが復元し、通常のファイル操作を行うことができる。遮断により、PASERIドライブが消え、情報にアクセスすることができなくなる。

 富士通では、PASERIを組み込んだ社外持出し用シンクライアントの情報漏えい対策ソリューションを16年上期を目標に構築。16年度第1四半期から、富士通とグループ各社従業員の社外持出しシンクライアントとして展開を開始する予定。

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