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2016/03/28 11:43

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週刊BCN、宮城・仙台で「BCN全国キャラバン2016 in 仙台」を開催

 週刊BCNは3月25日、「求む!ビジネスパートナー ~SIer、リセラーのためのITトレンドセミナー~」と題し、SIerとリセラー向けのセミナーを宮城県仙台市のTKP仙台カンファレンスセンターで開催。基調講演のほか、全国展開に注力するベンダーが商材とパートナー戦略を紹介した。

 基調講演は、クラウドサービス推進機構の松島桂樹・代表理事が登壇。「クラウドの売り方~SIer、販売代理店が商機を逃さないために」と題して講演した。

クラウドサービス推進機構の松島桂樹・代表理事

 松島理事は冒頭、「中小企業が頑張らないと日本の再生はない」とし、そこではクラウドの活用がポイントになるとした。例えば、地方の生産品を消費地である都市部に向けて、いかにしてアピールするかが重要となるが、インターネットによってウェブサイトやアプリケーションなど、さまざまな手法が使えるようになっている。「地方ならではのアプリケーションも出てきていて、長野県のリンゴの産地では、リンゴをかじった歯形から歯の診断をするアプリが提供されている。都会では発想できないアプリである」と、地方の事例を紹介した。アプリの裏側ではクラウドが活用されている。ほかにも身近なクラウドの活用事例を取り上げ、いかに生活に浸透しているかを紹介した。

 また、IoTにおけるクラウドの活用例も紹介。「モノを売って終わっていたものが、IoTによってサービスに変えることができる」と松島理事は、いくつかの事例を挙げながらIoTはビジネスモデルを変えるきかっけとなると強調した。そして、IoTで得られるデータはクラウドにあるべきとし、IoTにおけるクラウドの役割を説明した。

 クラウドが重要としつつも、松島理事は「クラウドを理解していないといって、ユーザー企業のトップをけなす論調があるが、それは間違い。クラウドはあくまでも裏方であって、企業トップが意識するようなものではない」と強調。クラウドでは企業システムが簡単に導入できるとされがちだが、「ITベンダーのサポートが欠かせない」と松島理事。中小企業ほどサポートを必要としていて、クラウドになってもユーザーのニーズは変わらないという。最後に松島理事は、地域のITベンダーはクラウドのPDCAサイクルをしっかりサポートする「まちの電気屋さん」を目指すべきと呼びかけ、講演を締めくくった。

 セッション1では、「総デジタル時代を生き抜くヒントとは ~成長し続けるITビジネスを考える~」と題し、SAPジャパン パートナー統括本部パートナー開発本部長の亀田俊氏が登壇。2016年のSAPは「デジタル・トランスフォーメーション」を戦略の中心に据え、従来のオンプレミス型ERP中心の製品ポートフォリオを刷新、クラウドベンダーへと大きく舵を切っている。クラウドではSIが不要になるとの意見もあるが、亀田氏は「クラウド時代でもシステム構築が必要とされる。IoTなど、新しい領域のソリューションを一緒につくっていきたい」と呼びかけた。

 セッション2では、「国産NASヘッドを利用したデータ共有とデータ保護アプライアンス製品のご紹介」と題し、アーク・システムマネジメント代表取締役の日吉孝浩氏が登壇。同社が開発したNASヘッドを利用したファイル共有とデータバックアップを利用し、手軽にBCP対策を実現する方法を紹介。データのバックアップは導入と設定に時間と費用がかかりがちだが、アーク・システムマネジメントの製品は、専門の知識が不要で設置したその日から利用可能なシステムであることをアピールした。日吉氏は最後に「OEMとしても供給している」とし、さまざまな提携の方法が考えられると強調した。

 セッション3では、「次世代ファイアウォール/UTM『Clavister(クラビスター)』のご紹介 ~アプライアンス、仮想、IoT、組込型UTMビジネスを見据えて~」と題し、キヤノンITソリューションズ セキュリティソリューション事業部の柳澤直樹氏が登壇。サイバー攻撃などの脅威に対処するためUTM製品「Clavister」を紹介した。同製品の特徴はファームウェアを自社開発しているため、“No Linux & No OSS”でUTMのダウンサイジングを実現しているところ。アプライアンスだけでなく、仮想やIoT、組み込みなど、幅広いデバイスに柔軟に実装できる。多様な活用方法が考えられるため、柳澤氏は「参加者の皆さんと新たなビジネスを立ち上げていきたい」と声をかけた。

 セッション4では、「『デルでもできること』『デルだからできること』 デルのパートナービジネスへの取り組みのご紹介」と題し、デル パートナー事業本部 パートナービジネス開発部 部長の正田三四郎氏が登壇。2014年の非上場化以降、変化の激しいIT市場を勝ち抜く差異化戦略を着々と実行に移しているデル。そうしたなかでとくに注力しているのが、End to Endのソリューション提供力強化を目的としたパートナービジネスである。正田氏は「これまでのノウハウを生かし、地域のSIビジネスに貢献したい」と語り、国内のパートナー戦略と、いくつかの事例をもとに客観的視点を交えながら、デルのパートナーになることのメリットを紹介した。

 セッション5では、「業界唯一の仮想化専用ストレージで、お客様の課題を簡単に解決」と題し、ティントリジャパン パートナー営業部部長の蜷川洋平氏が登壇。同社のストレージが「仮想化環境でしか使えない。しかし、仮想化環境では他社製品には負けない」とアピール。デモンストレーションを交えながら、仮想化環境での使いやすさを紹介した。また、蜷川氏は同社製品がシンプルであることを強調し、「製品がシンプルなため、顧客への提案もシンプル。見積もりもシンプル。そして、導入作業もシンプル」だと語った。「ぜひ、提案時の武器として活用してほしい」として、講演を締めくくった。

 最後に主催者講演として、週刊BCNの編集長、畔上文昭が「勝ち抜くSIerの条件~キーワードで考えるSIの未来」と題し、FinTechやIoT、AI(人工知能)などの業界動向を紹介しながら、SIerが進むべき道について解説した。

 すべてのセッション終了後には名刺交換会を実施。講演者と参加者、参加者同士で情報交換を行った。なお、週刊BCNは今後も「BCN全国キャラバン2016」シリーズを全国主要都市で開催することを予定している。

宮城県を中心に東北各県からSIerやリセラーが多数参加。最後まで熱心に聴いていた

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