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2016/03/29 13:00

[週刊BCN 2016年03月21日付 Vol.1621 掲載]

ニュース

イースタン電子工業 三次元測定機の販売領域を拡大 簡単、高速・高精度を売りに

 三次元測定機やプリント配線板などの加工・販売を手がけるイースタン電子工業(桐田栄社長)は、世界トップシェアの三次元マルチセンサ測定機「MICRO・VU(マイクロ・ビュー)」を自動車や医療など大型製品の製造業だけでなく、機器に埋め込むコネクタやスプリングなど形状が複雑な小型電子部品の製造・加工会社にも拡販する。パート社員など、専門測定者でなくても迅速に測定できることを売りに導入先の業種を広げ、今年度(2016年8月期)は、前年度に比べ台数ベースで2倍の販売を狙う。

小型・卓上タイプの「Vertex 251」は、世界で3万5000台の導入実績

萩元洋一
常務取締役
 三次元測定機のマイクロ・ビューは、米国製で物体の複雑な立体形状を非接触画像、非接触レーザーや接触式タッチロープを使って画像処理し形状を精密に測る装置。同社は国内の総代理店になっている。機種は小型で卓上タイプの「Vertex(バーテックス)」と大型で固定テーブルタイプの「Excel(エクセル)」の2モデルをラインアップしている。大型の金型から精密部品まで、「見えるモノはすべて」(萩元洋一・常務取締役)測定が可能だ。自動車といった大型部品から電子部品など微少部品、微細形状からスプリングなど複雑な複合形状まで、ミクロン(千分の1mm)からサブミクロン(1万分の1mm)の単位でサイズを高精度に測定できる。

 最大の特徴は、全機種に搭載する「InSpec(インスペック)」という測定ソフトウェアで、マウスなどを使って直感的に操作できるため、専門測定者でなくても簡単に扱えることだ。InSpecは専用OSでなくWindows互換のため、画面操作はパソコン操作ができれば使えるほど簡単。萩元常務は「複雑なプログラミング作業は一切不要。誰でも、数日の短期研修で習得できる。人的面を含めた測定コストの削減や検査時間の短縮につながる」と、高額で専門測定者が必要な競合大手の測定器に比べ、優位であると強調する。

 従来は、自動車部品の製造・加工会社や人工関節を含めた医療機器メーカー、電子部品、金属加工メーカーなどからの受注が多かった。最近では、多品種・小ロットで製造する中小企業からのオーダーが増えているほか、工場が製造ラインの一角に同社の測定機を導入する例が出てきている。

 千葉県松戸市の本社には、すべての備品の保守部品を備え、マイクロ・ビューのアフターケアやサポート要員と工場を置いている。導入前に納入先で扱う部品などの事前の測定検証のサービスも行っている。萩元常務は「電気自動車のように製品が高機能化するに従い、部品点数が増える。これに比例してマイクロ・ビューの需要は高まる」と、販売増に期待する。(谷畑良胤)

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