ページの先頭です。

2010/06/24 09:25

連載

[週刊BCN 2010年06月21日付 Vol.1338 掲載]

<活躍する「企業内ITC」の素顔>NECソフト(下) ユーザー成熟度の二極化進む

ITCデータ

資格取得者数:159人(NECソフト単体)
属性:NECソフトは、会社全体でITCの資格取得を奨励。ITC活動に積極的なSIerである。
実績:「地域力連携拠点事業」や「中小企業応援センター事業」などに積極的に参加。ITの専門家としてのノウハウを地域経済に生かしている。
 ITC団体のITCイースト東京(池島晃会長=NECソフト情報システム部長)の会員数は約300人。うち半数ほどはNECソフトに所属する企業内ITCが占める。2007年に活動エリアを江東区内から東京東部へと拡大。東京の東側を主なテリトリーとしている東京東信用金庫との連携も始まった。08~09年までの2年間は、経済産業省などが推進した地域力連携拠点事業を主な活動の舞台とし、10年度は中小企業基盤整備機構の中小企業応援センターなどで活動を展開。地元で板金・レーザープレス加工業を営む浜野製作所(墨田区)など3社が、経産省の「中小企業IT経営力大賞」から認定を受けるなど、活動成果を着実に積み上げてきた。

 昨年度で終了した地域力連携拠点事業に続き、今年度は中小企業応援センターに活動の軸足を移す。中小企業支援には、「地場の金融機関と連携することが重要」(池島晃ITCイースト東京会長=NECソフト情報システム部長)として、応援センターは東京東信用金庫と組む。ほかにも東京海洋大学や芝浦工業大学など教育機関も参加して応援センターを形成する。

 中小企業と接点の多いITCイースト東京や東京東信用金庫、教育機関などが窓口となり、より高度な経営課題を各分野の専門家が解決するという流れだ。応援センターでは、専門家を多数揃えることによって、ITを含む各種要素技術の支援や、経営のノウハウ面での支援など、高度化する中小企業の支援ニーズに応える。

 一方で、課題もある。ITCの前身であるITSSPが活動を始めた2000年前後とは、中小企業を取り巻く状況が大きく変わっている点だ。IT経営力大賞の認定を受けた浜野製作所のように、高度なIT利活用を成し遂げている企業がある一方で、ITの活用度がまだ十分でない中小企業も多数残されている。「ユーザー成熟度の二極化が進んでいる」(横山淳・ITCイースト東京副会長=NECソフト海外ソリューション事業部長)と分析する。

 ITCイースト東京では、応援センターで高度なIT活用支援を行うと同時に、「地域の底上げにつながる地道なIT活用支援も手がけていきたい」(岡野勝俊・ITCイースト東京理事=NECソフト事業開発室IT経営シニアエキスパート)と、二極化に対応した活動を展開していく方針を示している。


■おすすめの関連記事




PR

週刊BCN購読のお申し込みはこちら

Bizline会員サービス(無料)のご案内 新規会員登録はこちら

 

PR










ITジュニアの広場

「ITセミナー・イベント」コーナーで注目商品・サービスなどのセミナーを一挙公開!

過去の掲載記事一覧

ITビジネス情報紙「週刊BCN」

ITビジネス情報誌「週刊BCN」
2016年06月20日付 vol.1633
急速に売り上げを伸ばす ハイパーコンバ ージドインフラ 企業のIT基盤の主流となるか

2016年06月20日付 vol.1633 急速に売り上げを伸ばす ハイパーコンバ ージドインフラ 企業のIT基盤の主流となるか

「週刊BCN」購読お申し込み
BCN Bizline ITを売るパートナービジネスの創造を

「BCN Bizline」は、株式会社BCNが保有する登録商標です。(商標登録番号第5388735号)