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2013/09/19 09:10

連載

[週刊BCN 2013年09月16日付 Vol.1497 掲載]

「ISO/IEC 25051取得製品」の第一弾が登場
サイバー大学 IT総合学部教授 前川 徹

略歴

前川 徹(まえがわ とおる)
 三重県出身、1978年 通商産業省入省、通産省機械情報産業局情報政策企画室長、JETRO NewYorkセンター産業用電子機器部長、IPAセキュリティセンター所長、早稲田大学客員教授などを経て、2007年4月から現職、コンピュータソフトウェア協会専務理事などを兼任。
 今回もちょっと宣伝を。一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は、8月28日、「パッケージソフトウェア品質認証制度」(略称:「PSQ認証制度」)の認証取得製品の第一弾を発表した。今回、認証を取得したのは、サイボウズの「サイボウズ ガルーン」など7社8製品である。

 PSQ認証制度については、2月4日号のこのコラム欄で紹介させていただいたが、パッケージソフトウェアを対象とした品質要求および評価に関する国際規格(ISO/IEC25051)に準拠した第三者適合性評価制度である。

 国際規格に基づく認証取得といえば、ISO9000(品質マネジメントシステム)やISO14000(環境マネジメントシステム)、ISO/IEC27000(情報セキュリティマネジメントシステム、ISMS)が有名であるが、これらは、マネジメントシステム、つまり「組織が方針および目標を定め、その目標を達成するためのシステム」を対象としており、製品を対象とするPSQ認証とは性格がやや異なる。PSQ認証制度は、むしろIT製品を対象とするセキュリティ認証であるISO/IEC15408に近い制度である。

 これらの国際規格に基づく認証取得は、それぞれの国際規格に定められた要求事項に適合しているかどうかを第三者組織が評価するという「第三者適合性評価」の制度であって、公平性、公正性に配慮して実施されている。

 PSQ認証制度も、ISO/IEC25051への適合性評価は、申請企業やCSAJからは独立した評価機関に委託しており、評価結果の判定は専門家からなる判定委員会が行うことになっている。また、制度全体の公平性、公正性を担保するために公正性委員会を設置し、制度とその運営をチェックする仕組みを設けている。

 ところで、ISO9000に基づく認証取得は「ISO9000認証取得」あるいはさらに省略して「ISO9000取得」と呼ばれることがある。同じように「ISO14000取得」「ISO/IEC15408取得」といった表現も一般的に使われている。PSQ認証制度の場合もISO/IEC25051に準拠しているので、今回CSAJが発表した8製品は、ISO/IEC25051取得製品ということになる。そこでCSAJでは、PSQ認証を取得した製品やその広告等に用いることができるPSQマークの下に「ISO/IEC25051」という文字を追加した。この新しいPSQマークが、パッケージソフトウェアの信頼の証として定着することを期待したい。

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