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2014/02/06 09:06

連載

[週刊BCN 2014年02月03日付 Vol.1516 掲載]

コーポレートベンチャリングの正道
サイバー大学 IT総合学部教授 前川 徹

略歴

前川 徹(まえがわ とおる)
 三重県出身、1978年 通商産業省入省、通産省機械情報産業局情報政策企画室長、JETRO NewYorkセンター産業用電子機器部長、IPAセキュリティセンター所長、早稲田大学客員教授などを経て、2007年4月から現職、コンピュータソフトウェア協会専務理事などを兼任。
 グーグルは、1月13日、学習機能付きサーモスタットを開発するベンチャー企業のネスト・ラボを33億ドルで買収すると発表した。ネスト・ラボは、iPodの本当の生みの親だという噂のあるトニー・ファデル氏がアップル時代の元同僚と2010年に創業したベンチャー企業である。
 グーグルがなぜサーモスタットの会社を買収するのかと思うかもしれないが、グーグルはこの10年間に100社以上のさまざまなベンチャー企業を買収している。例えば、昨年後半にはロボット関連の企業を7社も買収している。この7社のなかには東大発のベンチャー企業や歩行ロボットで有名なボストン・ダイナミックス社も含まれている。
 ベンチャー企業を次々と買収しているのは、グーグルだけではない。米国の大手ICT企業は積極的にベンチャー企業に投資して戦略的アライアンスを実行し、あるいはイノベーションを取り込むためにM&Aを行っている。これを「コーポレートベンチャリング」という。このコーポレートベンチャリングについては、昨年11月に出版された『コーポレートベンチャリング新時代』(湯川抗著)に詳しく解説されているが、大手企業によるベンチャー企業の買収は、ベンチャー企業の創業者やベンチャーキャピタルなどの投資家にとって、新規株式公開(IPO)と並ぶ一つのイグジット(EXIT)となっており、米国においては、IPOするベンチャー企業よりも、大企業などに買収されるベンチャー企業のほうが10倍以上も多い。 ...

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