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2013/03/21 09:13

連載

[週刊BCN 2013年03月18日付 Vol.1473 掲載]

<IT経営の真髄 ITCの支援で企業はこう変わる!>119.イーエスケイ(上) ITCと協力して農業向けアプリを開発

【ユーザー企業のプロフィール】
企業:イーエスケー
事業内容:主に鉄鋼業や食品加工業に向けた基幹業務システムの開発や維持、運用
経緯:ソフトウェア開発の市場が低迷している状況にあって、新しいビジネスの柱を構築しようと考えた。

片山健史
社長
 イーエスケイ(片山健史社長)は、千葉・木更津市でシステム開発を手がけるソフトウェアベンダーだ。鉄鋼業向けのシステム開発・保守をメインの事業としており、食品業向けには、自社開発のパッケージソフト「FOODWORLD」シリーズを販売している。

 近年、オフショア開発の拡大や単価の下落によって、受託ソフト開発の市場は厳しい局面を迎えているが、イーエスケイもその例外ではない。「受託ソフト開発では、収益を上げにくい状況になってきて、新たなビジネスモデルを生み出す必要が出てきた」と片山社長は危機感を露わにする。

 閉塞状況を打ち破るために、イーエスケイはサービス型事業へのシフトという戦略を打ち出した。売り切りのソフトウェア開発・販売から脱却して、ストックビジネスとしてのサービス事業で収益を上げようというわけだ。これまで、食品業向けのパッケージソフトを手がけてきた経緯から、イーエスケイは、食品業の周辺分野でのサービス事業を検討した。そのなかでも、「食品業界で重要とされるのはトレーサビリティだが、これまで当社は食品加工業よりも下流の工程だけを押さえていて、上流の農業にまではタッチしていなかった。また、縮小する農業市場を活性化したいという思いもあった」(片山代表)ことから、農業生産者向けのアプリケーションを開発することにした。

 しかし、新しいビジネスを始めるにあたって、壁にぶち当たった。「ソフトウェアの開発には自信があったが、商品開発の企画・マーケティング力はあまり磨いてこなかった。また、食品業向けのパッケージを手がけているといっても、農業に直接かかわる仕事をしているわけでなく、農業に関する知見に乏しかった」(片山社長)というネックがあったのだ。

 そこでイーエスケイは、主に千葉県で活動している堀明人ITコーディネータ(ITC)に相談して、ソフトウェアベンダーの開発力と、ITCの企画・マーケティング力をあわせてアプリケーションを開発することにした。実は堀ITCは、2009年に果樹栽培を始めた新規就農者でもある。堀ITCの農業に対する知見は、イーエスケイにとって大きな力となった。(真鍋武)

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