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2017/02/15 09:09

連載

[週刊BCN 2017年02月06日付 Vol.1664 掲載]

<おさらいキーワード>第4回 パブリッククラウド、プライベートクラウド

パブリッククラウド

 不特定多数のユーザーを対象に、インターネットを通じて提供するクラウドサービス。サーバーなどの機器を所有する必要がなくなり、サービスの利用に専念できる。

 インターネット環境と接続するクライアントがあれば、サービス提供者が用意したクラウド上で、必要な時に必要なだけサービスが使える。「公共」を示す「パブリック」の意味通り、門戸を広く開いているのが特徴だ。

 サービスを申し込むとすぐに利用を始められることに加え、導入に必要な時間や初期コストを大幅に削減できる。

 誰でも同一の機能が使え、欲しい機能を追加することも可能。利用料金は、月額定額や使った分に応じた従量課金の場合が多い。

 サーバーをはじめ機器のメンテナンスやバージョンアップなどは、サービス提供者が実施する。そのため、ユーザー側では、機器の管理にかかる手間やコストが省ける。

 一方、悪意のあるユーザーがいた場合、ほかのユーザーにサイバー犯罪の被害が出る可能性があり、情報漏えいなどのセキュリティを心配する声は依然として多い。

 また、機器の管理ができないため、障害が発生した際は、復旧を待つしか解決方法がない。さらに、サービス内容が変更となった場合は、それに合わせる必要もある。

 調査会社のIDC Japanは2016年8月に発表した予測で、20年のパブリッククラウドサービスの市場は、15年比2.7倍の7346億円に達すると見込んでいる。

プライベートクラウド

 企業などが占有するクラウドサービス。ユーザーがクラウドコンピューティング環境を構築・所有する「オンプレミス型」とサービス提供者から設備を借りて利用する「ホステッド型」の2種類に大きく分類できる。

 プライベートクラウドの魅力は、サーバーなどの設備を所有し、柔軟なカスタマイズができることだ。自社の都合に応じてシステム構成や運営方法を決めることが可能で、遠隔地にある事業所を含めて社内システムのばらつきを解消できる。

 ただ、自社内でシステムを構築するためには、初期費用は高額になり、導入までの期間は長くなる。運営には専門知識をもった人材が必要で、いったん導入したシステムは、長期間の利用が前提となる。

 「オンプレミス型」と「ホステッド型」は、わかりやすく言うと「自社運用」と「レンタル」という意味になる。つまり、システムの構築や運営を自前でまかなうか、それともデータセンター事業者に設備を貸してもらい、運用も代行してもらうかという点で異なる。

 「オンプレミス型」は、自社内や外部のデータセンターに設備を設置して運用する形態。設備は自社で管理でき、使い勝手の維持や高いセキュリティ対策をとることができる。

 「ホステッド型」は、データセンター業者からシステムを借りて、運用も事業者に任せることができる。ユーザー専用の物理サーバーを仮想サーバーのように使えるベアメタルクラウドサービスが注目されている。...

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