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2017/02/22 09:08

連載

[週刊BCN 2017年02月13日付 Vol.1665 掲載]

<おさらいキーワード>第5回 RDB、NoSQL

RDB

 「リレーショナルデータベース」の略。「関係モデル」という概念を基礎にしており、大量のデータを表形式で管理し、関連する情報を抽出できる。データベースの仕組みでは現在、最も主流になっている。

 関係モデルは、IBMの研究所に所属していた英国人科学者、エドガー・F・コッド氏(故人)が1970年に論文で発表した考え方。数学の集合論にもとづいて、データ全体を表(テーブル)として捉える仕組みだ。

 具体的には、データを表の横方向にあたる「行」(ロー)に並べ、1行分のデータが「組」(レコード)となる。縦方向は「列」(カラム)と呼び、データの属性(フィールド)を示す。ちなみに、行と列、表は、日本工業規格(JIS)の用語となっている。

 RDBの特徴は、それぞれの表を関連付けて設計し、必要なデータを抽出しやすくしている点だ。表を結合して新たに別の表をつくることもできる。複雑なデータを活用できるため、企業では、人事や在庫、顧客の管理など、目的が決まっている場合に使われている。

 管理には、「リレーショナルデータベースマネジメントシステム」(RDBMS)という専用のソフトウェアを使う。RDBMSの操作には、SQL(Structured Query Language)という人工言語を用いる。

 主なソフトウェアは、米オラクルの「Oracle Database」や米マイクロソフトの「Microsoft SQL Server」など。オープンソースのソフトウェアでは、「MySQL」や「PostgreSQL」がある。

NoSQL

 「ノーエスキューエル」と読む。人工言語のSQLを使わないことから「Not Only SQL」と解釈される。一般的にRDBMS以外のデータベース管理システムを指す。

 NoSQLの考え方は、2000年に入ってから注目が集まったといわれている。ウェブなどのデータ量が増加したり、多様化したりしたことで、より高速で柔軟性の高いデータ処理が求められていることが背景にあった。

 NoSQLは、基本的に関係性を持たせずにデータを扱うことができ、RDBMSでは難しいスケールアウトも可能だ。大量のデータを分散して処理することができるので、最近では、ビッグデータの分析などに使われている。

 データの構造は、キーバリュー型とカラム型、ドキュメント型、グラフ型の4種類に大きく分類できる。操作言語は製品ごとに違うが、一般的なプログラミングの知識があれば操作は可能とされている。

 一方、「結果整合性」という考え方にもとづいて仕組みが構築されているため、データの整合性がない状態が一時的にある。整合性が厳密に必要となるデータを扱う場合には注意が必要だ。

 また、トランザクション処理も、RDBのように機能的にできない場合がある。そのため、データの更新や削除などの操作を必要とする場面では、弱点となることがある。

 NoSQLは当初、RDBMSの代わりになると考えられていた。しかし、企業の業務管理など、定型のデータを扱う際は、あまり利点が生かせない。...

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