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2017/03/15 09:09

連載

[週刊BCN 2017年03月06日付 Vol.1668 掲載]

<おさらいキーワード>第8回 ムーアの法則、メトカーフの法則

ムーアの法則

 インテルの創業者の1人、ゴードン・ムーア氏が1965年に提唱した。「コンピュータの性能は2年で2倍になる」などと解釈されているが、最近では限界を指摘する意見もある。

 60年代は、発明されて間もない集積回路の製品化が始まり、集積回路を使った製品が続々と登場。半導体産業は大きく成長した。

 「集積回路の時代」といわれているこの年代に、ムーア氏は半導体の技術者として活躍し、インテルを世界的な半導体メーカーに育てた。同社の設立前に発表した論文で将来の動向を予測し、これが「ムーアの法則」と名付けられた。

 こうした予測を出した理由はなぜなのか。インテルが公表している資料「ムーアの法則と関連トピック」によると、ムーア氏は「エレクトロニクスを安価にしていく技術があることを伝えることこそ、真の目的でした」と話している。

 ムーアの法則は、集積回路上のトランジスタ数は2年で倍増する、という内容だ。コンピュータの場合、CPU上のトランジスタ数にあてはめ、性能向上の指標として使われるようになった。

 ムーアの法則が誕生してから、すでに半世紀以上が経った。これまでにインテルが開発したCPUは、法則とほぼ同じような推移をたどり、デバイスは高性能化と小型化を実現してきた。

 集積回路の開発は、ナノレベルまで発展した。トランジスタ数を増やすのは物理的に難しいといわれており、新たな技術を模索する動きがある。

メトカーフの法則

 コンピュータネットワーク規格のイーサネットを開発したロバート・メトカーフの経験則。「エトカルフェの法則」「メトカルフェの法則」と呼ばれることもある。

 法則は「ネットワークの価値は、接続する端末数の2乗に比例する」という内容で、理解する際はファクスにあてはめるとわかりやすくなる。

 ファクスが1台しかないと、ほかのファクスとやりとりはできないが、5台になると計20通りのやりとりができる。組み合わせは「台数×(台数-1)」で計算できるため、100台で9900通り、1000台で99万通りといった具合で増える。

 ファクスの台数が増えるにつれて、送受信の組み合わせは台数の2乗に近い数字になる。送受信の組み合わせをネットワークの価値に置き換えると、法則の内容とほぼ一致する。

 インターネットで考えると、接続する端末は、PCやスマートフォン、ウェアラブルなどと増え続けており、ネットワークの価値は増加の一途をたどっているといえる。

 最近では、あらゆる「モノ」がインターネットにつながるIoTへの対応が幅広い業界で進んでいる。接続する端末は増え続ける見通しで、インターネットの価値は今後、飛躍的に増す可能性がある。

 IT用語として生まれた法則は現在、経済の原則としても使われている。インターネットを利用したビジネスでは、サービスの利用者が一定以上になれば、何もしなくても利用者が増えてサービスの価値が高まると考えられることもある。...

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