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2012/03/15 09:25

[週刊BCN 2012年03月12日付 Vol.1423 掲載]

Special Issue

<マウスコンピューター特集>連載第1回 「高品質・サポート力」で法人市場を深耕 パートナーとさらに密な連携を

 マウスコンピューター(小松永門社長)は2011年2月、法人向けの新たなブランド「MousePro(マウスプロ)」シリーズを立ち上げた。ビジネス用途に適したデスクトップ・ノートパソコンを企画して市場に投入。たちまち高い評価を受け、計画以上の実績を上げている。好調に推移する「MouseProシリーズ」の強みとこだわりのポイント、そして販売戦略について、小松社長に聞いた。

こだわった品質とサポート力

小松永門 社長
 2006年10月にMCJから新設・分割して誕生したマウスコンピューターは、BTO(Build to Order)でのパソコン開発・販売に強く、コンシューマ市場で高い知名度がある。その同社は、さらなる成長を果たすために法人向け事業を本格的に展開することを決断した。その武器になる戦略ブランドとして2011年2月に立ち上げたのが、「MousePro」だ。小松永門社長は、「企画段階で、多くのパートナーから貴重な意見をいただいた。企業と団体のユーザーは、『品質』『サポート』『サービス』をとくに重要視することがわかり、この三点にとくに力を注いだ」と、当時を振り返って話している。

 品質については、独自の厳格な品質チェックを定めて検査を重ね、初期不良の低減に努めた。「日本品質」にこだわり、生産は国内生産を徹底した。「サポート」「サービス」では、沖縄県に設置する自社運営のコールセンターを24時間365日稼働し、オペレータのほかに、技術に詳しい「スーパーバイザー」と称する専門スタッフも配置。コールセンターで問題が解決できない特別な問い合わせには、埼玉県にある「サービスセンター」と連携し、スピーディーにサポートできる体制を整えた。

 パソコンはコモディティ化し、差異化が難しいといわれる。販売の現場では、スペックと価格だけで購入を決めるユーザーが少なくないという。その一方で、低価格な製品を購入しても、故障したりメーカーのサポート体制が弱かったりで、逆にコストと手間がかかってしまうと嘆くユーザーも少なくない。この点をマウスコンピューターは考慮したのだ。

 また、「法人のユーザーは、同じ機種を安定供給できる体制が求められる。万一、ユーザーから注文いただいた機種を迅速に提供できない事態を引き起こせば、パートナーに迷惑がかかる。これも、コンシューマ市場との大きな相違点と捉えて、力を尽くした」と、さまざまな点に配慮したことを語っている。

実機に触れる機会を全国で

 マウスコンピューターは、品質とサポート、サービスの向上に力を注ぎながら、マーケティング活動にも勢力的に動いていた。昨年は、販売パートナーと各地域のSIerが開催するセミナーとイベントに積極的に参加し、認知度の向上に努めた。「MousePro」の実機に触れる機会を可能な限り多く設けることに注力。実際に触ってもらうことで、ユーザーに「MousePro」を印象づけるようにした。

 「この1年間で60回ほど、展示会や内覧会に出展した。『お声をかけていただければ、実機を持ってうかがいます』とパートナーに伝えたら、多くの方面から引き合いがあった。『MousePro』に触れた方から、『これなら安心して業務に使えそうだ』という感想をいただき、導入に至った案件も数多い」(小松社長)。展示会への出展などを通じて、販売パートナーやエンドユーザーが実機に触れる機会を設け、信頼感を得たのだ。小松社長は、「2012年はイベントへの出展回数をさらに増やし、販売パートナーとの協業もさらに強化したい」と意欲を燃やしている。

 「マウスコンピューターは創立以来、『人とPCをつなぐ存在でありたい』という信念の下にビジネスを展開している。今後は『パートナーとユーザーとをつなぐ存在でありたい』とも考えている。2012年は、当社がパートナーにとってより身近な存在になれるように、活動の幅を広げていくことを計画している」と小松社長は話し、パートナーと共存・共栄を約束している。

 2012年、法人ビジネスで年率30%超の成長を維持するという目標を掲げている。本格展開を始めてから2年目。成長を遂げた法人向け事業をさらに伸ばすため、こだわりの品質とサポート力に加え、パートナーとの密な連携を従来以上に促進する考えだ。

24時間365日稼働している沖縄県にあるコールセンター(写真右)と、生産と品質管理部門が一体となった長野県の飯山工場。他社にアウトソーシングせず、すべて自社のスタッフが手がける。マウスコンピューターの高品質と強いサポート力を支える戦略拠点だ

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