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2012/08/02 09:29

[週刊BCN 2012年07月30日付 Vol.1442 掲載]

Special Issue

<プロジェクター特集>ソニー 独自エコ技術を搭載した新小型プロジェクター発売 自動で省エネする独自開発機能を搭載

 ソニーは、ユーザーが意識せずに省エネを実行することができる「エコ設計」の新コンパクトプロジェクターの9機種を、7月18日に発表した。設置型プロジェクターで業界トップクラスの省エネを実現してきた同社が、省エネ意識の高まる企業・教育機関に向けて投入する新モデル群だ。ソニーならではの省電力技術を新機種に移植することで、コンパクトプロジェクターの分野でも市場を席巻しようとしている。


業界トップクラスの低消費電力設計

中島勉氏
 ソニーは、7月18日、プロジェクターの新製品として、企業のオフィスでの利用に適した「デスクトップモデル」5機種、教育機関向けの「エデュケーションモデル」4機種を発表した。同社がプロジェクター市場で強いのは、「高付加価値モデル」と呼ばれる高解像度・高輝度のハイエンド機種分野で、大学を中心に販売を伸ばしてきた。今回、コンパクトサイズの機種数を増やすことで、ミッド・ローエンドモデル市場を一気に開拓し、総合プロジェクターメーカーとしての地位を、ますます強固にしようとしている。

 ソニービジネスソリューション マーケティング部 ディスプレイMK課の中島勉氏は、「当社は、パネルから光学ブロックまですべて自社で設計している数少ないメーカーです。垂直統合の生産体制をもつからこそ実現することができる、業界トップクラスの低消費電力設計がソニーのプロジェクターの強み」と語る。

 設置型プロジェクターの高付加価値モデルで、ソニーは業界トップクラスの省エネを実現している。例えば、ツインランプシステムを搭載した「F500シリーズ」は、ランプを常時1灯のみを点灯させることで7000lmの高輝度を実現し、2灯同時点灯する同輝度帯モデルと比べて約60%の電力消費に抑えている。これは同社の独自の光学技術によるものだ。

 新製品9機種の共通した特徴も省電力だ。ソニーは、「エコ設計」として豊富な省エネ機能の優位性を説明している。エコ設計の基本コンセプトは、プロジェクターのランプ出力を自動的にコントロールすることで、ユーザーが意識することなく省エネを実現することができるというもの。このコンセプトを複数の機能で実現している。

 例えば、「ランプ減光モード」は、映像を投写している間でも、画面にしばらく動きがない場合は、自動的にランプの出力を徐々に絞って電力消費を抑えることができる。「今まで、ありそうでなかった機能。現時点では他社にはない」と、ソニービジネスソリューション マーケティング部ディスプレイMK課の牛丸愛氏は優位性を説明している。消画(ミュート)中に自動でランプ出力を絞る機能では、消画中の消費電力を30%まで下げることもできる。また、「ランプオートモード」機能では、映像の明るさに合わせて、出力をコントロールし、暗い映像が表示されている間は自動的にランプ出力を絞る。

 ソニーのプロジェクターは光学系の改善による基本的な消費電力の低さに加えて、これらの機能でユーザーが意識することなく省エネを実現できる。

省エネを意識するユーザーが急増

牛丸愛氏
 コンパクトで軽量な「デスクトップモデル」は、全モデルにHDMI端子が搭載され、キャリーバッグが付属されるなど、持ち運んで利用するシーンを想定したモデルだ。「エデュケーションモデル」の新機種は、16Wのスピーカーやマイク入力、USB、ネットワークプレゼンテーションなど入出力端子の豊富さが特徴で、コンパクトなサイズながら天吊り設置にも適している。省エネ以外にも、こうしたきめ細やかな工夫を施している。

 「東日本大震災が発生した後、企業と教育機関の消費電力に対する意識が大きく変わってきています。学校の案件でも、低消費電力の機種を求める声が増えてきました。ですから、消費電力を抑えたソニーのプロジェクターは、販売ディーラー様から高い評価をいただいてます」と牛丸氏は語る。また、中島氏は、「当社のプロジェクターの特色は、ユーザーが意識しなくても、勝手にコントロールして電力を抑えるということにあります」と説明。作業負担を与えずに、利便性を損なうことなく、プロジェクターの消費電力を抑えることができる点を強調する。

 プロジェクターに限らず、ソニーは消費電力の削減など環境配慮製品の開発に注力している。ソニーグループの低消費電力技術が、プロジェクターでも生きているわけだ。省エネに徹底的にこだわったソニーのプロジェクター。社会全体のエコに対する意識の高まりが、同社製品の販売に追い風になるのは確実だ。

※「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。なお、製品の実際の販売価格は、各販売店により決定されます。

(写真/横関一浩)

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