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2012/10/25 09:20

[週刊BCN 2012年10月22日付 Vol.1453 掲載]

Special Issue

<クラウド特集>クラウドを伸ばすスマートデバイス SaaSとタブレット・スマートフォンをセットに (1/2)

 クラウドには、SaaSやPaaS、IaaSなどさまざまな形態があるが、ユーザー企業の業種や規模に関係なく導入しやすいのが、SaaSだろう。SaaSは、ウェブ化されたアプリケーションソフトをネットワークを経由して操作し、作成したデータをクラウドに格納する。格納したデータは、端末を選ばずに利用することができ、アクセス権があるユーザーと簡単に共有することも可能だ。

 複数の端末を利用しているユーザーにとってみれば、データの格納先は端末よりもクラウドのほうが適している。それゆえに、ユーザーが導入する端末が多様化し、一人が複数の端末をもつようになれば、クラウド、とくにSaaSを求めるユーザーが増えるというわけだ。

 スマートデバイスとSaaSに関連するデータをみてみよう。

 調査会社のICT総研は、9月下旬、企業・団体向けにスマートデバイス(スマートフォン・タブレット端末)に関連するアンケート調査を実施した。その結果から、法人向けスマートデバイスの国内出荷台数を算出。2012年度は、前年度に比べて72万台増加の129万台と予測し、16年度には530万台に達するとみている。また、iPhone 5の導入意欲をたずねた項目では、46.5%の法人が「導入を検討している」と回答した。法人のスマートデバイスに対する関心は着実に高まっている。

 一方、SaaS市場はどうか。中堅・中小企業(SMB)のIT市場調査に強いノークリサーチが9月中旬に公表した「国内クラウド市場規模調査報告」によれば、2012年のSaaS市場規模は、542億3000万円と予測。16年には1339億5000万円に増加すると読んでいる。

 SIerにとっては、端末だけ、SaaSだけを提案するのではなく、両方を組み合わせたソリューションが受け入れられる可能性が大きい。例えば、グループウェアや営業支援システム(SFA)、顧客情報管理(CRM)など外勤者が頻繁に使うアプリケーションのSaaSは、スマートデバイスとの相性がいい。端末とフロント系のアプリケーションは、SIerにとってメインのビジネスではないかもしれないが、ニーズが高い分野だけに、“ドアノックツール”として、ソリューションのメニューに加える価値は十分にある。



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