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2012/11/08 18:30

[週刊BCN 2012年11月26日付 Vol.1458 掲載]

Special Issue

<Windows Server 2012 特集>富士通 統合仮想インフラで全体最適を支援 業務とインフラの分離が真のTCO削減を実現する

 「Windows Server 2012」の技術プレビューの段階から参画するなど、マイクロソフトと深い協業関係にある富士通は、これまでも多数の「Hyper-V」環境の構築を通じて得た情報をマイクロソフトへフィードバックして、Windows Serverの機能向上に貢献してきた。統合仮想インフラによるシステムの全体最適を提唱する富士通に、Windows Server 2012の戦略を聞いた。

統合仮想インフラによる総コスト削減

葛西康人
プラットフォーム技術本部
プロダクトソリューション技術統括部
統括部長

 ハード、ソフト、ソリューションなど豊富で高度なICTのソリューションを提供する富士通。仮想環境の構築でも多くの実績とノウハウを有する同社は、「Microsoft Windows Server 2012」を、顧客の統合仮想インフラ構築を容易にする強力なOSと位置づけている。

 富士通プラットフォーム技術本部の葛西康人・プロダクトソリューション技術統括部統括部長は、「仮想化に関する機能や性能は、旧バージョンと比較してスピードとスケーラビリティが大幅に向上した。ITシステムの全体最適の実現が、今まで以上に容易になった」と語る。「Windows Server 2012」と富士通のサーバー、ストレージ製品群との組み合わせがもたらすユーザー企業・団体のメリットは、さらに増えたと説明する。

 「当社が提案する統合仮想インフラは、部門単位で閉じた状態にあった従来のITシステムを、業務とインフラに分割し、インフラをサーバーとストレージに切り分けることによって、運用効率と投資対効果を大幅に向上させる。『Windows Server 2012』は、この統合仮想インフラに最適なOSだ」と葛西氏は続けた。

 「Windows Server 2012」が登場する以前の仮想化関連製品・サービス市場では、物理サーバーの台数削減が強調され過ぎてきたと葛西氏は捉えている。「重要なのは全体最適だ。統合仮想インフラでは台数削減だけを追求するのではなく、集約効率の向上やバックアップ、災害対策など、包括的な視点でシステム全体の最適化を推し進める」としている。

ライブマイグレーションで運用負荷を軽減

 「Windows Server 2012」の機能強化のなかでも、とくにライブマイグレーションの高速化に注目したいと葛西氏は言う。「これまで当社が構築を担当した東京大学様の事例などでも、Windows Serverのライブマイグレーションのメリットを紹介してきた。しかし、今回、複数のサーバーを一度にマイグレーションできるようになったことで、IT担当者の負荷をこれまで以上に軽くすることができる。複数のサーバーの並列処理によるトータル時間を削減でき、管理者をストレスや仮想マシンを移す際にタイムアウトが発生するような事象から解放し、システム全体の安定性を高めるだろう」。

 富士通は、「Windows Server 2012」の技術プレビューの段階から参画してきた。IAサーバー「PRIMERGY(プライマジー)」は、製品化前の早期段階から検証を重ねており、両者の協業体制は緊密だ。

 東日本大震災以降、富士通の営業現場で急増した商談といえば、BCP(事業継続計画)関連の案件だ。葛西氏は、「Windows Server 2012」がこのビジネスをけん引するだろうとみている。「Hyper-Vレプリカへの注目度は高く、バックアップやBCP対策で利用してみたいという問い合わせは多い。高価な災害対策専用製品の採用にハードルを感じていた中小企業からの引き合いはとくに増えており、製品をフル活用しながら、スモールスタートすることできることも中堅・中小企業の顧客に歓迎されている」と葛西氏は語り、今後のビジネス拡大に期待している。

富士通が推奨する統合仮想インフラ

(写真/津島隆雄)

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