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2012/11/19 14:30

[週刊BCN 2012年11月26日付 Vol.1458 掲載]

Special Issue

<Windows Server 2012 特集>シスコシステムズ合同会社 システム全体を仮想化環境に最適化 仮想マシンのDC間移動を容易に

 サーバーやストレージの仮想化をはじめ、システムのクラウド化が一般的になっている。コストを削り、利便性が向上するメリットの一方で、柔軟性と信頼性、運用管理面において新たな課題もある。仮想化の真のメリットを享受するには、サーバーとストレージ、ネットワークを含めたシステム全体の一貫性と統合管理が必要となる。シスコは、「Cisco UCS」と「Cisco Nexus 1000V」でそれを簡単に実現している。

仮想化特有の要件が運用を複雑化

葛貫信次
SEマネージャー
 サーバーの仮想化をはじめ、最近ではストレージやネットワークに関しても、仮想化によってリソースを最適化する取り組みが広がっている。仮想化は、コスト削減の切り札とみなされているが、初期投資やハードウェア製品の保守費用を削減することができても、仮想環境特有の運用要件にうまく対応しなければ、運用工数が増大してTCO(Total Cost of Ownership)が以前よりも高くなってしまうケースがある。

 葛貫信次・データセンターソリューションSEマネージャーは、「これまでのケースの多くは、仮想化を導入する目的がハードウェアリソースの統合や効率化だけにとどまっていて、導入後の運用にまで目が向けられていなかった。しかし、それでは仮想化の真のメリットを享受できない」と指摘する。

 例えば、ライブマイグレーションで仮想マシンが自由に動き回ることでリソースの最適化やDR対策を実現することができる。

 しかし、それを実現するためには、ネットワークの仮想化対応が必須である。仮想マシンが複数の物理ホストを自由に動き回ると、ネットワーク全体のセキュリティ、設定、運用管理の一貫性と可視化が重要となる。仮想マシンの移動時にネットワーク設定を変更しても、運用工数の増加と潜在的なリスクを引き起こす。運用工数を抑え、システム構成の自由度を高めるという仮想化の本来のメリットを活かすことが次世代データセンター構築の鍵を握る。

仮想化に最適なプラットフォーム

佐藤寛道
システムズエンジニア
 シスコではx86サーバーの「Cisco UCS(Unified Computing System)」と、ソフトウェアスイッチの「Cisco Nexus 1000V」および、「Cisco 仮想マシン-ファブリックエクステンダー(VM-FEX)」を提供しており、これらの製品群は「Windows Server 2012」に対応、Hyper-Vの特徴を最大限に引き出して、仮想化環境に最適なシステム構築を実現する。

 2009年に登場したCisco UCSは、開発当初から仮想化、クラウドを見据えて設計されており、運用をシンプルにすることを重視している。その特徴の一つに、物理サーバーリソースをプール化する機能「サービスプロファイル」がある。これは各種設定情報(UUID、MACアドレス、BIOS設定など)をソフトウェア情報(パラメータファイル)として管理するものだ。佐藤寛道システムズエンジニアは、「サーバーの増設やハードウェア障害時にも、数分で新しい物理サーバーにサービスを移行できる」と説明する。

 VM-FEXは物理ネットワークスイッチ内に、仮想マシンごとに仮想ポートを提供する(最大256ポート)ことで、ハイパーバイザー内の仮想スイッチを不要にする。このスイッチが仮想マシンのスイッチングとポリシー適用を担い、仮想と物理ネットワークに対して一貫した処理を行う。物理ポートを越えた仮想マシンの移動時にポリシーが追従できないという課題に対しても、「Cisco Nexus 1000VとVM-FEXを活用すれば、再設定することなく移動先でもそのまま運用が可能」(佐藤システムズエンジニア)となる。

 また、Cisco UCSが搭載する「Cisco UCS Manager」は、単一の管理ポイントからの統合的な管理機能を提供。シスコでは、「UCS Manager」と「Microsoft System Center 2012」との連携ツールを提供しており、System CenterからUCSの全コンポーネントを一元的に管理・設定することができる。

Cisco UCS(ユニファイド・コンピューティング・システム)

 「Cisco UCSとSystem Centerとの連携で、リモート環境から仮想マシンの作成、立ち上げを行うとともに、一元的な運用管理を可能とし、システムの自動化を実現できる。今後は、データセンターを跨いだ仮想マシンの自在な移動を実現した真のクラウド環境を目指していく。それができるのもネットワーク業界をけん引してきた当社ならではの強み」と、葛貫SEマネージャーは自信をみせる。

Cisco 仮想化データセンター戦略を支えるサーバーアーキテクチャー

(写真/津島隆雄)

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