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2013/10/03 09:04

[週刊BCN 2013年09月30日付 Vol.1499 掲載]

Special Issue

上海欧計斯軟件 会計・給与を軸にERPを積極展開 日系SIer、ISVと連携し、1000社納入を目指す

 オージス総研と通華科技(大連)の合弁企業である上海欧計斯軟件は、中国大手ERP(統合基幹業務システム)ベンダー、用友軟件の最上位パートナー認定「ダイヤモンドパートナー」を取得した。まずは中国に進出している日系ユーザー企業向けに、用友軟件の財務会計ソフトや人事給与ソフトなどを販売していく。用友の製品は、中国での売れ筋ERPで、とりわけ会計・給与ソフトは人気が高い。販売管理や生産管理などを強みとする他の日系SIerとの協業も積極的に推進する。

上海欧計斯軟件
許炎 総経理
 中国では、税務や労務当局の規制に対応するために、用友軟件などの中国地場ベンダーの財務会計ソフトや人事給与ソフトを活用する企業が大半を占める。近年では、規制緩和の流れのなかでSAPやDynamicsなどグローバルERPパッケージをそのまま会計・給与領域にも適用する動きもあるが、「それでも用友の人気は圧倒的」と、オージス総研中国法人の許炎・上海欧計斯軟件総経理は説明する。

 こうした事情から、上海欧計斯軟件は用友軟件の最上位パートナー認定「ダイヤモンドパートナー」を今年6月に取得。まずは中国に進出する日系ユーザー企業向けの拡販に取り組む。上海欧計斯軟件は、日系ユーザー企業が使っているERPと、用友の会計・給与とのデータ連携部分のつなぎ込みを長年手がけた実績に加え、今回、ダイヤモンドパートナー認定を受けるにあたって、約20人体制で用友の導入支援部門を組織した。許総経理は「ダイヤモンドパートナーになったことでライセンスの販売から既存ERPとのつなぎ込み、サポート・サービスまでワンストップで請け負えるようになった」と胸を張る。

 さらに、今後は同業の日系SIerやISV(ソフト開発ベンダー)との連携も積極的に進めていく。上海欧計斯軟件は、貿易業務支援ソフトの「TOSS-SILKROAD」やワークフロー管理ソフトの「ThemiStruct(テミストラクト)-ワークフロー」などの販売を手がけるが、生産管理や販売管理の自社商材はもっていない。このため、例えば生産管理や販売管理システムなどを手がける日系SIerやISVと、「会計・給与の分野での連携は十分に可能」(同)とみる。

 日系ユーザー企業と足並みを揃えるかたちで中国へ進出してきているパターンが多い日系SIerやISVは、日系ユーザーの生産や販売業務は熟知していても、中国の規制に準拠した会計・給与ソフトについてのノウハウが十分でないケースが散見される。上海欧計斯軟件は用友の会計・給与ソフトを軸に、ERP分野において日系SIerやISVと役割を分担することで連携を深めていく。こうした取り組みによって、向こう3年でユーザー企業1000社への納入を目指す。

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