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2014/06/05 09:10

[週刊BCN 2014年06月02日付 Vol.1532 掲載]

Special Issue

<次世代データセンター特集>ニスコム DCIMのデファクトスタンダードを目指す ITとファシリティの総合管理を提供

 データセンター(DC)運用管理サービスのニスコムが、黎明期にある国内DCIM(Data Center Infrastructure Management)市場で、デファクトスタンダードの確立に動き出した。武器は、長年培ってきたDC運用管理サービス分野のノウハウと、ベンダーフリーなITとファシリティの統合的な管理を実現する豊富なソリューション群だ。


インテルとの協業でDCIMを開発

三石剛史
執行役員
 ニスコムは、昨年後半、DCの省電力化事業を本格的にスタートした。その核になる商材として、DC内のITリソースの監視とエネルギー管理を統合して、運用の効率性とコストを最適化するソリューションであるDCIMに着目。DC運用管理サービスの豊富な実績を生かして独自のDCIMソフトウェアを開発するとともに、グローバルで実績のあるDCIM製品の取り扱いを開始した。小規模DCが多い国内市場に合った価格で、ユーザー企業の細かいニーズに対応する幅広いポートフォリオを整備した。

 自社開発のDCIMソフト「DC Smart Assist」は、コア技術としてインテルのSDK「Intel Data Center Manager(DCM)」を標準実装。最大の強みは、ベンダーフリーな環境でソフトウェアベースのITインフラ電力管理ができることだ。「DCM」は、サーバーなどデバイスの消費電力や温度を管理するミドルウェアで、インテルのチップを採用しているデバイスであれば、APIを呼び出すだけで管理対象にできる。デバイスが搭載しているセンサを利用して、管理用コントローラから情報を収集し、リアルタイムでモニタリングする仕組みだ。さらに、ITインフラのリモートアクセスを集約できるIntel DCM: Virtual KVM Gatewayに国内ベンダーで唯一対応し、「DC Smart Assist」から電力管理とリモート制御ができる。

 「DC Smart Assist」開発の経緯を、三石剛史執行役員は、「『DCM』は、DCIMの先進地域である北米で、DCIMソフトのベースとしてスタンダードになりつつある。ところが、当社で調査した結果、ソフトウェアとしてそのまま日本で使えるような製品がなかった。そこで、日本のユーザーのニーズに合うソフトを自社で開発し、DCIMの市場を切り拓こうと考えた」と説明する。販売は、SIerや電機メーカー、ゼネコンなど、DCのIT機器、ファシリティの両面に関連する幅広い販売パートナーと積極的に協業する方針だ。

ラリタン製品も重要商材に

新名浩二
スマート営業部
リーダー
 ニスコムは、電源タップのiPDU(インテリジェントPDU)やエネルギー管理ソフトウェアなどの電源管理ソリューションに強みをもつラリタン・ジャパンとパートナー契約を結んでいる。ラリタンは、コンセント単位やユニット単位で電源のオン/オフをリアルタイムで遠隔操作でき、電流、電圧、電力などを高精度で測定できるiPDUを提供し、すでに市場からも高い評価を得ている。

 もちろん、DCIMソフトの販売も手がけ、「Power IQ」「dcTrack」※の2製品を提供。ニスコムは、その両方を扱っている。「Power IQ」は、ラリタン製品、他社の製品を問わず、ベンダーフリーでiPDUの電力モニタリングを集約し、サーバーとiPDUとの連動制御を実現。「dcTrack」は、DC内の資産管理やリソースなど、キャパシティ管理を統合するDCIMソフトウェアで、「Power IQ」と連携して電源管理も統合できるソフトだ。

 新名浩二・スマート営業部リーダーは、「自社開発した『DC Smart Assist』と、ラリタン製のiPDU、そしてDCIMソフトをラインアップすることで、両方を組み合わせてスケーラビリティを担保したDCIMソリューションを提案できる。お客様の要望に柔軟に対応できる体制が整った」と自信をみせる。

 「当社は独立系のベンダーなので、IT分野でもファシリティ分野でも、ハードメーカーの色がついていない。だからさまざまなベンダーと協業することができる」と三石執行役員。ニスコムは、国内だけでなく、世界的でも黎明期にあるDCIM市場で、いち早く販路を拡大していく構えだ。

● 同社DCIMのラインアップについては
専用サイト「DCIM BY NISCOM」
http://dcim-niscom.jp/で詳しい情報を公開している。
※dcTrackは国内未発売製品だが、個別オーダーに応じて対応可能




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