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2014/12/10 09:34

Special Issue

<ネットワールド>ネットワールド IBM Day 2014――パートナー向けイベントを開催

 ITインフラのソリューション・ディストリビュータであるネットワールド(森田晶一社長)は、11月20日、パートナー向けのイベント「ネットワールド IBM Day 2014」を都内で開催した。日本IBMの執行役員がIBMの戦略について説明したほか、IBM製品の最新情報の発信やネットワールドの有力パートナーによるIBMビジネスの紹介など、多彩なプログラムを用意。懇親会では、パートナーリセラーと日本IBMの担当者の人脈形成を応援するなど、パートナーのビジネスを多方面から支援した。

 ネットワールドは、強みをもつパートナー同士をつないだ「パートナー・リング」を形成し、エンドユーザーにソリューションを提供している。イベントの冒頭、森田社長は、「昨年度は12.5%の増収だった。その要因は、『パートナー・リング』によるところが大きい」と、ネットワールドのビジネスにとって、パートナービジネスがいかに重要かを説明した。

 

ネットワールドの森田晶一社長

 現在IBMは、MicrosoftやApple、Ciscoなどとの提携を進めている。森田社長は、「一社が単独でソリューションを提供するのは、事実上困難。IBMだけでなく、多くの企業がパートナーシップを重要視し始めている」と現状を語り、「『パートナー・リング』の施策は、現在のIBMの目指す方向と合致している。今後も良質なソリューションを多くのお客様に提供していきたい」とした。

 


ネットワールドがIBMのハードウェア・ソフトウェア総合VADに


 今年、ネットワールドは、IBMのハードウェアの取扱いを開始。IBMビジネスを、ソフトウェア/ハードウェアの両輪で展開する。森田社長は、「当社はこれまで、業界に先立ってさまざまなソリューションを提供してきた。その結果、IBMのソフトウェアに加え、ハードウェアのVAD(Value Added Distributor)として、これまで以上に豊富なソリューションを提供できるようになった。今後は、インフラ基盤からミドルウェア、アプリまで、さまざまな商材・ソリューションをワンストップで提供できる真の総合VADを目指す」と断言。さらに、メディア発表前の重要なソリューションについての情報を提供し、ネットワールドやパートナーのビジネスチャンスが拡大していることを強くアピールした。

 


IBMの戦略的投資対象「CAMSS」に注目


 次に、日本IBM パートナー事業 アライアンス事業統括本部 常務執行役員の浅利信治氏が、ビデオレターでIBMの戦略について解説した。冒頭、ネットワールドがハードウェアについての取り扱いを開始することを宣言。さらに、新たにIBM製品を取り扱うことになるパートナーを対象に、IBMが戦略的に投資するITの重要要素「Cloud」「BigData & Analytics」「Mobile」「Social」「Security」の「CAMSS」を説明した。「CAMSS」は、IT市場でも高い成長が期待される分野ということで、多くのパートナーが興味深く耳を傾けた。

 


「ネットワールド IBM Day 2014」会場写真

 浅利氏は「ネットワールドの売れる製品・サービスを見極める企画力とIBMのテクノロジー、パートナーのソリューションを組み合わせることで、ウィン・ウィン・ウィンの関係が構築できるはず」とコメント。「ネットワールドやパートナーに大いに期待している」と結んだ。


 その後、日本IBMストレージ事業部の波多野敦事業部長が、ネットワーク分野やストレージ分野を中心とするソリューションを解説。ストレージの仮想化を推進する「Storewize」を使ったお客様事例などを紹介し、その有効性やビジネスとしての可能性に言及した。さらに、新たなソリューションの独自検証を進めていることなどを明かした。


日本IBMストレージ事業部の波多野敦事業部長

 また、ネットワールドマーケティング統括部マーケティング2部の竹上裕部長が、ネットワールドの総合VADとしての取り組みや、「パートナー・リング」を活性化する活動を紹介。IBMとIBMのアライアンスパートナー、ネットワールド、そしてネットワールドのパートナーによる「パートナー・リング」によって、ユーザーのニーズに最適化したソリューションを提供していることを強調した。


ネットワールドマーケティング統括部マーケティング2部の竹上裕部長

 日本IBM 研究開発 ビジネス開発担当 部長の石川繁樹氏は、「IBMが考える10年後と現在」というテーマで講演を行い、これまでIBMが行ってきた研究がどのように活用されているのかという話の後、ITの将来についても言及した。そのなかで、ひとつのエピソードとして紹介されたのが、数年前クイズショーで人間に勝利したことで話題となった人工知能「ワトソンプロジェクト」。この人工知能が、現在では医療現場などで利用され始めているとし、実際の事例についても紹介した。この石川氏の講演によって、IBMが持つ技術的基盤によってかなうITの将来像が明らかになった。


日本IBM 研究開発 ビジネス開発担当 部長の石川繁樹氏


 ネットワールドのパートナーによるIBMビジネス紹介コーナーでは、各企業の担当者が、IBM製品を活用したソリューションの詳細について説明した。


 まず、SRA産業第一事業部営業部の秋山健児部長が登壇し、同社が展開しているソフトウェアエンジニアリングサービスや、ソフトウェア開発をサポートする手法やツールを提供する「Rational」を使った開発ライフサイクルソリューションや、プロセス改善サービス、教育など、包括的なサービスについての解説もあった。


SRA産業第一事業部営業部の秋山健児部長

 日立ソリューションズ東日本ビジネスソリューション本部BAソリューション部の及川慎也氏は、中堅・中小規模向けBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Cognos Express Business Intelligence」の構築・運用をサポートする「安心スタートパック」について、協業するパートナーに合わせ、システム構成なども変更できる、といったメリットを紹介した。


日立ソリューションズ東日本ビジネスソリューション本部BAソリューション部の及川慎也氏

 AITソリューション営業本部戦略ビジネス営業部の環貫修部長からは、「アナリティクス」関連のセミナーが好評という報告があった後、IBMの統計解析ソフトウェア「SPSS」を使った「分析支援サービス」の提供について、実績や事例を交えながら解説。市場の盛り上がりとビジネスチャンスが拡大している分野ということが実感できた。


AITソリューション営業本部戦略ビジネス営業部の環貫修部長

 理経システムソリューション営業部Webビジネスグループ グループ長の寺尾圭太氏からは、データベース層のセキュリティ対策に有効な「Guardium」について、大規模なセキュリティインシデントが内部に起因することが多いというデータを引用しながら説明した。


理経システムソリューション営業部Webビジネスグループ グループ長の寺尾圭太氏

 これらのソリューションを持つパートナーと「パートナー・リング」を持つことで、付加価値を高め、ビジネスの拡大を狙うことができる。「パートナー・リング」は、パートナー企業のビジネスチャンスを広げることにも大きく寄与していることが、ソリューション紹介から明らかになった。


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