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2015/02/05 09:14

[週刊BCN 2015年02月02日付 Vol.1565 掲載]

Special Issue

アズジェント 最高水準のセキュリティを提供 診断サービスが後押し 中小企業をターゲットに「セキュリティ・プラス」を拡販

 アズジェントは、1997年の設立からセキュリティに特化した企業としてチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)製品の販売などで知られている。長年の実績とセキュリティ・ノウハウを集約した新たなサービスとして、2013年3月に提供を開始した「セキュリティ・プラス」が注目を集めている。同社は、「最高水準のサービスをリーズナブルに提供」をコンセプトとして、とくに「Webアプリケーション診断サービス」のニーズが高まっている。その狙いと今後に向けた取り組みを、技術本部長を務める杉山卓也取締役に聞いた。

中小企業を対象とする高水準のセキュリティを提供

杉山卓也取締役
技術本部長
 アズジェントは、セキュリティに特化した企業として1997年に設立され、大手金融、保険会社、証券会社、データセンターなど、さまざまな分野の企業に向けて、セキュリティコンサルティングや監査の提供、セキュリティ機器の導入で多くの実績をもつ。なかでも、ファイアウォール製品の老舗であるチェック・ポイントのディストリビュータとして国内トップクラスの売り上げを維持しており、他社に先駆けて24時間オンサイト保守サービスを実施したり、構築サービスを提供したりと、サポート面や技術面などで高く評価されている。

 こうした長年の実績とセキュリティのノウハウを集約した新たなサービスとして、2013年3月に提供を開始したのが、セキュリティ・プラスだ。杉山取締役は、「セキュリティ・プラスは、当社のセキュリティサービスの総称で、“最高水準のセキュリティをリーズナブルな価格で提供”というコンセプトのもとに開発し、マルチベンダー/マルチカテゴリへの対応、海外との連携による高い専門性を特徴としている」と前置きして、次のように続ける。「チェック・ポイント製品をはじめとする当社のユーザーの多くは、大手企業が中心で、情報システム部門があって専門のセキュリティ担当が配備されている、いわば玄人の方々を対象にしていた。3年ほど前から、顧客の要求にあわせてチェック・ポイント製品に特化したマネージドサービスを提供してきたが、チェック・ポイント製品以外のサポートも含めたサービスを提供してほしいという要望が多くなってきた。このニーズに対応して、サービスの質を落とすことなく体系化したのがセキュリティ・プラスだ。大企業だけでなく、中小企業にも利用できる価格に設定した」としている。


セキュリティの維持に必要なサービスを網羅

 セキュリティ・プラスのサービスラインアップは順次拡充されており、現在では企業が高い水準のセキュリティを維持するために必要なサービスを全方位で網羅している。同社のセキュリティ監視センター(SOC)から、ユーザーサイトで稼働中の機器を専門アナリストが24時間365日運用監視する「マネージドセキュリティサービス(MSS)」をはじめ、フォレンジックやセキュリティ診断、標的型攻撃対策、ソーシャルエンジニアリング対策、監査、コンサルティング(ISMSなど)などを提供している。

 価格もリーズナブルで、例えばMSSのUTM(ファイアウォール+IPS)監視は月額7万4000円からとなっている。

 同社のサービスの強みは、長年、顧客のセキュリティ環境をサポートしてきた実績とノウハウに裏打ちされていることだ。杉山取締役は、「セキュリティは一度導入して終わりではなく、継続して常に新しい攻撃手法に対応していかなければならない。それを一企業で対応し、PDCAを回していくことは人的にもコスト面からも負担が大きい。セキュリティ・プラスは、新たに市場に投入される製品にもいち早く対応しており、当社は長年の経験から、お客様の状況も使用されている製品についても熟知しているので、当社に任せてもらえれば、常に最新で最適な対策を実施することができる」と強調する。セキュリティ・プラスのサービス開始から2年弱だが、すでに官公庁を含む50社以上がサービスを導入している。

手軽な導入と価格設定が売り「Webアプリケーション診断」

 昨今、企業のウェブサイトは、DDoS攻撃やコンテンツの改ざんなど、多様かつ高度に複雑化したサイバーセキュリティの脅威に晒されている。攻撃の標的となった場合の影響は、自社の社会的信用の失墜を含めた企業活動への影響のみならず、図らずも顧客や取引先、あるいはまったく無関係な他者への攻撃の「加担者」となってしまう可能性もある。そうしたサイバーセキュリティの脅威からウェブサイトを守るために提供しているのが、「Webアプリケーション診断サービス」だ。

 Webアプリケーション診断サービスは、セキュリティの専門家の視点からウェブサイトの構成を確認。攻撃者が付け入る潜在的な脆弱性の有無を調査、攻撃を未然に防止できる点が売りとなっている。診断報告書や診断を実施したアナリストによる報告会、報告後のQ&A対応、指摘ポイント修正後の再診断など必要なものがパッケージ化されており、価格はページ数や遷移数などサイトの構造に依存せずにFQDN(Fully Qualified Domain Name、完全修飾ドメイン名)単位というシンプルな設定で、しかも1週間の診断期間で20万円からとリーズナブルだ。

 「ユーザー企業のウェブサイトに関するサイバーセキュリティの脅威は日を追うごとに高度化・複雑化している。ウェブ改ざんや情報漏えいなどの被害に遭ったという事件は後を絶たない。そのため、まずはWebアプリケーション診断サービスを求める傾向が高まっている。Webアプリケーション診断サービスの利用によって、現状をしっかりと見極めたうえで効果的に優先度の高いセキュリティ対策を実施することができ、結果的には対策コストを低減することもできる」(杉山取締役)。


販売パートナーとの協業強化でサービスの販売比率5割を目指す

 アズジェントは、セキュリティに特化した企業として、海外や国内を問わず、さまざまな委員会活動や教育、啓蒙活動を行い、海外のセキュリティ商品をいち早く日本に紹介してきた。こうした強みを生かし、常に海外のセキュリティ専門家と情報を交換し、アドバイザリー機能などの差異化を図ってきた。杉山取締役は、「当社のサービスを活用することで、ユーザーは社内に専任のセキュリティ担当者がいるのと同様のセキュリティ運用が可能となり、運用の手間とコストを大幅に削減できる」と強調している。

 アズジェントでは、現在、さまざまなサービスを販売パートナー経由で提供している。「既存のパートナーはもちろん、今後多くのSIerと協調して販路を拡大していきたい。現在は、サービスの販売比率が10~20%程度だが、将来的には製品販売と半々、あるいはそれ以上を目指す」と、杉山取締役は抱負を語る。

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