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2015/12/24 09:14

[週刊BCN 2015年12月21日付 Vol.1609 掲載]

Special Issue

<MVNO特集>ヤマトシステム開発 MVNO事業者様向け業務支援サービスを拡充 IoT分野へビジネスを拡大

 ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発は、MVNO事業の立ち上げ、運用に必要な業務を一括して代行する「MVNO事業者様向け業務支援サービス」を拡充させている。これまで多種多様な通信機器を対象に提供してきた設定・キッティングノウハウをセットアップサービスとして展開しており、さらにヤマトグループがもつ各機能を連携して、IoT分野でのビジネス拡大を進めていく。

MVNO事業のフルアウトソーシングが可能

 「MVNO事業者様向け業務支援サービス」は、MVNO事業者がエンドユーザーから受注したSIMやスマートフォンについて、初期設定の作業から出荷まで一連の作業を代行するサービス。2014年10月には、MVNO事業者が音声通話サービスをエンドユーザーへ提供するために必要な本人確認業務を代行する機能を追加した。さらに、「MVNO事業者支援プラットフォーム」としてサービスの拡充を図っており、海外からの端末輸入・通関、製品検査から、日本語のパッケージングや説明書挿入などローカライズ処理、在庫管理、エンドユーザーへの配送も提供。要望に応じて、MVNO事業者を支援するMVNE事業者(Mobile Virtual Network Enabler)への橋渡しもする。

宗像清三
セットアップ・
ロジソリューションカンパニー
セットアップ・
ロジソリューショングループ
マネージャー
 宗像清三・セットアップ・ロジソリューショングループマネージャーは、「キッティング作業などを提供する事業者は他にもあるが、われわれの強みは、国際物流など、ヤマトグループ各社の機能を連携できる点だ。製品輸入から、SIMの登録や端末の初期設定といったテクニカルな作業、そしてエンドユーザーが開封後すぐに使える状態にして配送するというフルアウトソースが提供できる。これにより、納品までの期間とコストを大幅に削減できる」と語る。

 また、配送後のアフターサービスやスマートフォンの延長保証、故障時の窓口業務、代替機の保管・発送、故障品の回収やメーカーでの修理対応まですべてを代行するサービスも展開。大手キャリアと同様の端末保証を格安スマートフォンにも提供できるようにしている。「今、当社ではMVNO事業のなかでも法人向けビジネスに力を入れている。そのなかでは、独自のセキュリティソフトをインストールしてほしいとか、暗証番号のセッティング、さらには、あらかじめケースをセットしたり、ストラップを付けるなど、さまざまな要望もある。こうした細かな要望に対応できる体制も整えている」と井上誠・セットアップ・ロジソリューションカンパニープレジデントは強調する。


機器の貸出し支援にも対応 事前の確実な設定作業も代行

栗山隆行
セットアップ・
ロジソリューションカンパニー
セットアップ・
ロジソリューショングループ
アシスタントマネージャー
 同社では以前から顧客から預かった機器をさまざまな現場に貸出して回収する業務を「貸出し支援サービス」として提供し、精密機器やスマートフォン、タブレット端末などの評価機やデモ機の貸出し支援を行ってきた。「機器の予約、出荷、貸出し、返却の一連の工程を確実に管理できる仕組みとして、『レンタル「見える化」@web』を3年かけて開発した。この仕組みを使うと、高価な機器や貴重な試作品の所在や返却期日といった機器1台単位のステータスを確認することができる」と栗山隆行・セットアップ・ロジソリューショングループアシスタントマネージャーは説明する。

 また、各現場に機器を運搬しても、使えなかったでは大変だ。それを避けるため事前の確実な設定作業も代行。返却された機器のリファビッシュやデータ消去を施す作業も請け負っている。ここにもセットアップサービスで培ったノウハウが生かされており、MVNO事業者が扱っている評価機器の貸出しについても同社でサポートが可能だ。

IoT分野に向け、セットアップサービスを展開

井上誠
セットアップ・
ロジソリューションカンパニー
プレジデント
 以前より通信事業者の物流代行業務を手がけており、SIMの設定や回線登録業務、返却された通信機器のクリーニング・再生・動作確認などを出荷・回収の物流サービスと組み合わせて提供してきた。その一連のオペレーションのノウハウを生かし、IoT分野で新ビジネスに取り組む。

 「IoTをキーワードにさまざまなセットアップサービスを展開する。今、注目しているのは、センサやロボット」と井上プレジデントはいう。すでに、固定回線のない場所に設置されることが多い監視カメラのセットアップサービスを開始している。

 ヤマトグループでは、2013年7月に「バリュー・ネットワーキング」構想を打ち出した。その狙いは、これまでコストと捉えられていた物流を、バリューを生み出す手段に変えていくことだ。井上プレジデントは、「あらゆる機器がつながるIoT分野のビジネスでは、連携が不可欠。とくに、SIerの方々との連携を積極的に進めていきたい。そして、『バリュー・ネットワーキング』構想実現の一翼を担い、新しい価値を創り出し、豊かな社会の実現に貢献していく」と力を込める。

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