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2016/09/23 16:30

Special Issue

ニフティ×ヴイエムウェア対談、ニフティクラウド「DRサービス with VMware vCloud Air Technology」の魅力を語る

 「vCloud Air」の災害復旧サービス「Disaster Recovery」を、ニフティクラウド環境で提供するDRサービス with VMware vCloud Air Technologyが、順調にユーザーを拡大している。サービスの提供から1年半が経過。最近は、DRの枠を超えて基幹系などレガシー資産のクラウド移行を目的に活用を検討する例もあるという。ニフティの向平友治・ニフティクラウドエバンジェリストとパートナーであるヴイエムウェアの福本薫・vCloud Air Networkシニアテクニカルアドバイザーに同サービスの魅力を語ってもらった。

ニフティの向平友治・クラウド本部クラウド事業部クラウドマーケティング部
ニフティクラウドエバンジェリスト(左)とヴイエムウェアの福本薫・vCloud Air Network
シニアテクニカルアドバイザー

簡単さを追求したサービス、国産ならではの高品質と使い勝手


--2015年4月のサービス開始から約1年半が経過しましたが、状況はいかがですか。

向平(ニフティ) DRサービスは、どうしても検討期間が長くなるため、一気に商談が進むことはありませんが、最近、ようやく導入社数が増え、問い合わせも多くなるなど、確実に手応えを感じています。ユーザーの業種は幅広く、規模はミッドレンジが中心です。また、2017年3月末で日本でのサービスを終了するvCloud Airからの移行を目的としたケースもすでにいくつか出ており、ほかにも複数の商談が継続中です。

福本(ヴイエムウェア) vCloud Airの受け皿として、唯一のDRサービスを提供するニフティさんを選ばれるケースが多いようです。ただ、日本ではDRの市場は本格的には立ち上がっていないと思います。一方、米国ではDRサービスはメジャーなクラウドサービスの一つとなっています。それは、政府などがDR対策の基準を示しているので、対策は必須です。(災害の多い)日本での潜在的ニーズは大きいので、きっかけがあれば、一気に市場も立ち上がるでしょう。

--改めてDRサービスの特徴を教えてください。

向平 とにかく、簡単であることです。VMwareの仮想化基盤を導入しているお客様なら、vSphere Replicationという無償ツールをオンプレミス側に入れて、ニフティへの通信を設定いただけば、クリック操作だけで、すぐにサービスを利用できます。

 また、1VMから利用できる手軽なサービスである一方、国産クラウドならではの品質にもこだわりました。例えば、DRのリージョンは東日本と西日本に設置して、好きな方を選択できます。さらに、99.99%(月間ダウンタイムで約3分)のSLAを保証していますので、安心して使っていただけます。

ニフティクラウド「DRサービス」の特徴

基幹システムのクラウド移行を目的に活用を検討


--リリース後も機能拡張をされていますが。

向平 お客様からの要望にお応えするため、ヴイエムウェアさんに協力いただいて、順次機能を拡張してきました。例えば、有事の際にクラウドにレプリケーションしたレプリカを起動(フェイルオーバー)させた後、オンプレミス側の復旧後にフェイルバックする機能を実現しました。

 また、レプリカに複数の復元ポイントをもたせて、フェイルオーバー時に任意のタイミングにリストアできるマルチポイント機能(世代管理)を実装しました。リストアポイントは24か所に設定でき、BCPだけでなく、ランサムウェア対策としても活用できます。このほか、複数ネットワーク帯に対応し、VMのサイズも従来の1TBから4TBに拡張しています。

--新サービスには、ヴイエムウェアさんがさまざまな面で協力されたそうですが。

福本 当社は、お客様に製品やサービスを完成品として提供していますが、今回は製品としてまだ出荷されていないものを、ニフティさんとともにどうやって商用サービスに仕上げるかという大きなチャレンジでもありました。ニフティさんは、先進のサービスをいち早く市場に提供でき、われわれもいち早くフィードバックをもらい、よりすぐれた製品づくりにつながる。そうしたWin-Winのパートナーシップができたと考えています。

 実際、ニフティさんのDRサービスに利用いただいている「VMware vCloud Availability」は、8月初めにリリースされ、ほかのパートナーの方々も利用できるようになっています。また、8月末に開催された「VMworld 2016」の目玉の一つとして紹介しました。

--今後の展望について教えてください。

向平 現状は、オンプレミス環境のバックアップとしてのDRサイトという使い方にとどまっています。これをさらに推し進めて、ニフティクラウドのIaaSサービスのようにサーバーを立てて、スペック変更やコピーをするといったことが、レプリケーションしたものでも一気にできるようにすることを目指しています。クラウドのインスタンス(仮想サーバー)としてインポートするイメージですね。そうするとオンプレミスでシステムを使っているお客様が、容易にクラウドへと移行できるようになるでしょう。

福本 エンタープライズのお客様にとって、レガシーシステムのクラウド移行は大きなテーマになっています。それが容易にできるソリューションがないので、レプリケーションの仕組みでそれが実現できれば、システムを止めたり、テストの際にシステムに手を加えずにシステムの移行が可能になります。もし、うまくいかなくても戻すことも簡単ですから、とても有効なソリューションになると思います。

 もう一つは、エージェントを利用したレプリケーションを考えています。これにより物理マシンでも、異なるクラウド間でもレプリケーションが可能になります。

向平 当社は、ヴイエムウェアさんからvCloud Availabilityが新サービスとしてリリースされ、他のパートナーの方々も利用できるようになることはウェルカムで、DR市場の活性化につながると期待しています。今後も、連携を密にして、さらなるサービス強化を図っていきます。

今後提供予定の機能

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