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2017/01/12 09:06

[週刊BCN 2017年01月09日付 Vol.1660 掲載]

Special Issue

「ネットワールド IBM Day 2016」を開催 2017年のIBM関連ビジネステーマは「クラウド時代のビッグデータ」

 IBMのソフトウェアとハードウェアの「総合Value Added Distributer(VAD)」であるネットワールドは、パートナー向けイベント「ネットワールド IBM Day 2016」をウェスティンホテル東京で開催した。「クラウド時代のビッグデータ」をキーワードに、「IBM Watson」が実現するビジネスの革新やネットワールドの最新ソリューション、そして同社の「パートナー・リング」に関わる各社のビジネスを紹介した。


AIの市場規模は2019年に319億ドル Watsonがすでに生活の一部に浸透

森田晶一
ネットワールド
代表取締役社長
 冒頭、挨拶に立ったネットワールドの森田晶一社長は、2016年のビジネスを総括し、15年に苦労した流れを16年1Qまで引きずったが、2Qから回復基調になり、3Qは過去最高を記録、4Qもそれが持続しているとした。IBM関連ビジネスについては、「AI、ビッグデータ、IoTを三種の神器として注力する。17年は酉年なので、ぜひ、大きく羽ばたきたい」と力強く宣言した。

 次いで、登壇した日本IBMの宮坂真弓氏は、16年10月に米国・ラスベガスで開催された「IBM World of Watson 2016」の模様を紹介。同イベントには、120か国から1万7000人が参加し、日本からも約400人が参加した。宮坂氏は、AIによって実用化される三つの顕著な分野として、「Embodied Cognition」「Visual Comprehension」「Language Advancements Accelerated by Deep learning」を挙げ、「19年までに市場規模は319億ドルとなり、18年には10億人が何らかの形でWatsonを活用することになる」とした。

 また、AIはビジネスのキーワードであるとしたうえで、「AIをArtificial Intelligence(人工知能)ではなく、『Augmented Intelligence』、つまり人間の知識を拡張するもの」だと説明。そして、IBM Watsonコグニティブ・サービスの核である「Watson Explorer」と「Watson API」について紹介した。Watson Explorerはさまざまなデータの横断検索を通じて、情報の一元化・可視化を可能にする。Watson APIは、IBM Bluemix上に、すでに30以上のサービス(API)を公開している。16年2月18日にはWatson APIの日本語版が発表され、9月に国内データセンターでのサービス提供もスタートした。

 「Watsonは、すでに人々の生活の一部に浸透している。日本でも金融、医療、メディアサービス、製造、コールセンターなど、あらゆる業界での活用が始まっている。ぜひ、Watsonを活用してほしい」とアピールした。


「dashDB」の活用で、ハイブリッドDWHの提案が現実に

 ネットワールドのセッションでは、照川陽太郎氏と御木花子氏が登壇。「IBM 総合VADのネットワールドが語る!クラウド時代のビッグデータビジネス」と題して、17年注目のソリューションを紹介した。

 照川氏は、ネットワールドは「ハイブリッドDWH」を推進していくと語った。近年、データの多様化によって分析ツールの市場が活性化し、インフラも分析業務を前提とした環境が求められているとして、IBMのDWH製品、「dashDB Local」を紹介した。dashDB Localは、TBクラスの容量に対応し、BLU Accelerationによって分析処理を高速化できるという特徴があり、Dockerコンテナ上で動作するため、オンプレミス、クラウドに関わらず利用でき、Bluemixで提供されている「dashDB」とも完全互換性をもっている。

 これまでハイブリッドDWHは課題が多く、現実的に難しいといわれていたが、クラウドサービスの進化により現実的なソリューションとなってきている。「Aspera」や「Bluemix Lift(Asperaの転送技術が使われている)」を利用することで、柔軟かつ高速にデータ転送を行うことも可能だとして、「DWHの案件には、どんな環境にも対応できるdashDB Localで提案して欲しい」と呼びかけた。さらに、ネットワールドでは提案・導入を容易にするIBMコンバージドソリューションの「Networld Pack」を用途に合わせた形で用意しており、dashDB Localもこのラインアップに加えていく。今後も充実のサポート体制で、エンドユーザー、パートナー企業を支援していくとアピールした。

 御木氏は、IBM関連ビジネスについて大手から中堅・中小企業まで、クラウド関連で、流通・情報サービス業が狙い目だという。具体的なソリューションとして、IoT、コグニティブプラットフォーム、ディープラーニング、セキュリティなどを挙げて解説した。そして顧客への提案に、IBMの画期的なハイブリッドクラウド向けのライセンスを説明した。最後に、ネットワールドのパートナー・リングは、メーカーもパートナーもエンドユーザーのみんながWin-Win-Winになるとアピールした。

 さらに同イベントでは、パートナー5社が登壇し、各社が取り組むIBM関連ソリューションを紹介した。

 AITの酒井修氏は、IBM WatsonとIoTのサンプル事例として、一人暮らしの高齢者を見守る仕組みを紹介し、Watson活用の初めの一歩を支援するとした。スタッツギルドの櫛田弘貴氏は、IBM SPSS製品について解説し、同社のSPSS活用支援サービスを紹介した。オージス総研の大場克哉氏は、API Connectを活用するうえでの課題を説明し、API公開支援サービスを通じてサポートするとした。TISの越川智仁氏は、AI技術をビジネス活用するうえでの課題を挙げ、同社の営業支援とコールセンター支援をデモを交えて紹介した。パナソニックネットソリューションズの池谷誠氏は、顧客のNotes環境をIBM Verse+SoftLayerで完全クラウド化している取り組みを紹介した。

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