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2011/07/29 10:22

業界マップ ベンダーの勢力と市場がひとめでわかる

組み込みソフトウェア (2011年7月)

 組み込みソフトウェアは、電子機器の付加価値を高めるのに欠かせないキーコンポーネントである。スマートフォンや情報家電、自動車関連など、日本の製造業の競争力の一翼を担っている。だが、その製造業が主力製品の開発・生産拠点を海外へ移す比率を高めるにつれて、国内組み込みソフトの開発費は圧縮を余儀なくされつつある。組み込みソフトは製造業と表裏一体の関係にあるだけに、より一層のグローバル対応が強く求められている。

独自パッケージ化で攻めの営業へ転換

 組み込みソフトに強い主要SIerの業績は徐々に回復の兆しをみせている。独立系SIerで組み込みソフト開発に強い富士ソフトとコアは、2008年のリーマン・ショック直後、組み込みソフトの売り上げを大幅に落とした。だが、昨年度(11年3月期)にほぼ下げ止まり、今年度(12年3月期)以降、再び盛り返すとの感触を得ている。Android機をはじめとするスマートフォン・スマートデバイスの開発需要が高まっていることに加え、組み込みソフト関連の自社オリジナルのパッケージ製品の開発に努めていることが背景にある。

主要SIerの組み込みソフトセグメントの売上高推移

 組み込みソフトの受託開発だけでは、受け身の営業であり、製造業ユーザーの開発ボリュームに業績が大きく左右されてしまう。このため、例えば富士ソフトでは、デジタルテレビやロボットテクノロジー(RT)分野において、コアはM2M技術を活用したスマートコミュニティシステムや、GPS(全地球測位システム)関連において、それぞれオリジナルのパッケージ製品化やサービスメニュー化を推進している。自前の技術を凝縮したソフトウェア製品をパッケージ化すれば、提案型の営業が可能になるだけでなく、海外メーカーに向けても売り込みやすくなる。もともと、日本の組み込みソフト技術には定評があり、国外での成長余地は大きい。

★詳細な解説記事
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>SIerの組み込みソフトウェア 製品競争力の一翼を担う 急速なグローバル化で課題も の全文を読む

※本記事は、週刊BCN 2011年7月25日付 vol.1392より一部抜粋したものです。会員登録していただくと、オリジナルの記事全文をお読みいただけます。会員登録はこちら(無料)。

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