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2011/10/28 10:19

業界マップ ベンダーの勢力と市場がひとめでわかる

WANアプリケーション配信 (2011年10月)

 アプリケーションを配信する際にWAN通信を最適化する「WANアプリケーション配信」。サーバーの統合/集約や企業システムのクラウド化を追い風に、市場は活発に伸びている。現時点では、WANアプリケーション配信の主なターゲットは大手企業だが、中堅・中小企業の市場にも、ベンダーにとっての事業拡大の余地がありそうだ。WANアプリケーション配信の市場を俯瞰する。

サーバー統合/集約が市場を刺激

 WANアプリケーション配信とは、WAN(広域通信網)を介してサーバーアプリケーションを利用する際に、流れるデータを圧縮したり、トラフィックを監視するなど、WAN通信を最適化する製品のこと。WAN最適化ソリューションとも呼ばれる。調査会社のIDC Japanによると、2010年の国内WANアプリケーション配信市場は、前年比で19.6%増を記録し、売上金額ベースで115億2300万円に上った。

国内WANアプリケーション配信市場(エンドユーザー売上金額)

 ユーザー企業のサーバー統合/集約が進むなかで、WANアプリケーション配信市場は活況を呈しているのだ。2010年を境として成長率の幅は縮小傾向に転じるものの、売上金額は伸び続ける見込み。IDC Japanは、2010~15年の市場の平均成長率を7.1%と予測しており、売上金額は2015年までにおよそ160億円に拡大するとみている。市場に刺激を与えていくのは、サーバー統合/集約のほかに、「企業システムのクラウド化」や「遅延に敏感なアプリケーション利用の拡大」(IDC Japan)などが挙げられる。

上位4社が売り上げを拡大中

 WANアプリケーション配信は、スイッチやロードバランサ(負荷分散装置)といった他のネットワーク機器と異なり、それほどメジャーな製品ではないので、メーカーは比較的少ない。国内市場で高いシェアをもっているのは、ブルーコートシステムズ、リバーベッドテクノロジー、シスコシステムズ、ジュニパーネットワークスの4社で、すべて外資系。各社は2010年に、前年から売り上げを大きく拡大している。

WANアプリケーション配信の主なプレーヤー

 なかでも、2009年末からWAN環境によるクラウドサービスの普及を促しているリバーベッドテクノロジーは、市場で最も高い伸び率でビジネスを成長させた(IDC Japan)。WANアプリケーション配信に強い販社は、伊藤忠テクノソリューションズや兼松エレクトロニクス、日商エレクトロニクスなどの大手SIer/NIerに加え、NECや日本IBMといった総合ITベンダー。メーカーと販社が、今後の市場拡大の予測を受け、製品戦略や販売戦略にあたって動きを加速するなかで、プレーヤー間の競争が激しさを増していくのは必至だ。

★詳細な解説記事
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>WANアプリケーション配信 市場の伸びは活発 ターゲットの拡大に商機あり の全文を読む

※本記事は、週刊BCN 2011年10月24日付 vol.1404より一部抜粋したものです。会員登録していただくと、オリジナルの記事全文をお読みいただけます。会員登録はこちら(無料)。

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